超簡単!JPYC買取所でJPYCを売却して日本円を受け取る方法

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はじめに

DeFiの収益を銀行口座に直接入金したいと思いませんか?

収益をJPYCにして、買取所で売却すれば、銀行口座に簡単に入金できますよ。

JPYCは、1JPYC=1円となるプリペイド型の日本円ステーブルコイン。

このJPYCを日本円で直接買い取ってくれるサービスがはじまったので、さっそく試してみました。

JPYCを買い取ってくれる場所は、その名も「JPYC買取所」。

JPYCを発行しているJPYC株式会社とは無関係で、別会社となります。

このブログでは、これまでJPYCをVプリカにチャージして買い物する方法やふるさと納税する方法を紹介してきました。

一方、JPYCを日本円として銀行口座で受け取るのは、いろいろと手順を踏む必要があってややこしいんです。

JPYCを日本円として銀行口座まで持ってくるためには、基本的に以下の経路をたどります(BTCやETHなら話は別で、ここでは説明しません)。

  • JPYCを海外取引所で受け取り可能な通貨へ交換する
  • 海外取引所へ送付する
  • 必要に応じて国内取引所で受け取り可能な通貨へ交換する
  • 国内取引所へ送付する
  • 国内取引所で売却する
  • 日本円を銀行に送金する

この手順は長くて結構ドキドキします。

途中で操作を間違えるとお金を無くしちゃうし、各ステップで時間もかかるんですよねぇ。

この面倒な手順を解決してくれるのが、JPYC買取所。

JPYC買取所だと以下の手順だけで自分の口座に入金できてしまいます。

  • JPYC買取所で売却の申し込み
  • JPYCを指定のアドレスに送金

JPYC買取所を利用するメリットは、面倒な送金手順を踏まずに円転できること。

例えば、DeFiの収益を適切なタイミングでJPYCに変換してJPYC買取所で売却すれば、簡単に円を銀行口座で受け取ることができます。

仮想通貨取引所を介さずに円転できるのはメチャ便利です。

なお、JPYCは日本円にペッグしているステーブルコインですが、ちょっとだけ円安にズレています。

この記事を書いているときのドル円レートは約114円で、USDC/JPYCは約118円でした。

100ドルの場合、通常のドル円レートだと11,400円で、

100USDCだと、11,800JPYCとなります。

この時のJPYCの買取価格は、1JPYC=0.93円だったので、

11,800JPYCを1JPYC=0.93円で売却すると、約10,974円となります。

ざっくり11,400円と10,974円の差額426円で銀行口座まで送金できる計算です。

ただ、振り込み手数料が605円かかるので、実際の差額は1,031円(=426+605)です。

JPYC単独で見るとマイナスですが、このマイナスをどうとらえるかは状況次第。

JPYCとしては損失になりますが、仮想通貨全体で収益が出ているなら、手間を省くための必要経費としてJPYC買取サービスを使うというのはアリだと思います。

JPYC買取所を使わない場合でも、送金には手数料がかかりますからね。

ちなみにJPYCは法的には暗号資産には当たらないことになっています。

JPYC買取所を利用する際のその他の注意点としては以下です。

  • 5,000JPYCから売却可能
  • 1JPYC単位で売却可能
  • 手数料605円
  • 売却できる上限額は毎月決定される(2021.12は50万円)
  • 契約成立後の都合による注文のキャンセルは不可
  • 購入申込みを送信した日より7日以内に支払いがないと、購入申込みは無効になる

この記事では、PolygonのJPYCをJPYC買取所で売却して、自分の銀行口座に入金する手順をまとめました。

お試しとして、こんな内容で実施できました。

  • 10,000JPYCを売却
  • 買取価格は1JPYC=0.93円
  • 手数料605円
  • 銀行口座で8,695円を受け取り

これから仮想通貨を日本円に変えたい人の参考になればと思います。

JPYC買取所でJPYCを売却する

JPYC買取所でJPYCを売却したい場合は、まずページトップにある交換レートを確認しましょう。

この時は1JPYCあたり0.93円でした。

手続きは3段階です。

サイトのトップにあるフォームに入力して、PolygonからJPYCを指定のアドレスに送金するだけで、日本円を銀行口座で受け取ることができます。

ブログを書いている2021年12月16日時点で、取引所の開場はその日の18時となっています。

毎日、公式ツイッターで開場と閉じるアナウンスがされているので、確認してみてくださいね。

JPYC買取所のフォームに入力する

まず始めに、サイトのトップにあるSTEP1のフォーム入力で規約を読んで「同意します」をクリック。

次に「Polygon (Matic)メインネット」を選択して「OK」をクリック。

JPYCを送信する自分のウォレットアドレスを入力します。

MetaMaskからコピペすればOK。

売却したいJPYCの金額(MetaMaskから送金するJPYCの数値)を入力します。

受け取りに使いたい自分の銀行口座を入力します。

続いて支店名を入力。

口座種別を選択。

口座番号を入力。

名前をカタカナで入力。

メールアドレスを入力。

最後に内容を確認して「送信」をクリックして終了です。

JPYC買取所にJPYCを送金する(売却)

次に売却したいJPYCを指定のウォレットアドレスに送金します。

ちなみに、PolygonのJPYCはDODO、QuickSwap、1inch、SushiSwapなどで入手可能です。

JPYCの送金はMetaMaskで行います。

ウォレットにJPYCが表示されていないときは、コントラクトアドレスを使って追加してください。

Polygonのコントラクトアドレス:0x6AE7Dfc73E0dDE2aa99ac063DcF7e8A63265108c

次にJPYCの送金をクリック。

「Send to」に申し込みのStep2に表示されているウォレットアドレスを貼り付けます。

続いて送金するJPYCの数量を入力します。

(申し込みの際に入力した売却するJPYCの数量)

「確認」をクリックして手続き完了です。

指定のウォレットアドレスに送金が確認されたら、原則翌営業日までに指定の銀行口座に送金されることになっています。

実際には水曜日21時ごろに送金して、金曜日の朝に銀行口座に入金されていましたよ。

JPYC買取所を使う場合の経費はどのくらい?

ここまでで紹介した内容をまとめると以下です。

  • 10,000JPYCを売却
  • 買取価格は1JPYC=0.93円
  • 手数料605円
  • 銀行口座で8,695円を受け取り

JPYCを売却する操作自体はDeFiやっている人なら問題なくできると思います。

課題は経費ですよね。

今回のお試してJPYC買取所を使って、PolgyonのJYPCを銀行口座で受け取るためにかかった経費(手間賃)としては、10,000円ー8,695円=1,305円です。

売却額10,000JPYCに対する経費は13.1%。

そこそこ高いですね。

ただ、売却額が高くなれば、受取金額に対する振り込み手数料は小さくなるので、売却額に対する経費の割合は減少します。

以下の表にUSDCをJPYCにしてからJPYCを売却する際の、売却額と経費/売却額(%)を金額別にまとめたので参考になればと思います。

今月の売却上限である50万円だと、経費/売却額(%)は7.1%ですね。

もし売却上限が上がっても大体7%の経費がかかるかかる感じです。

最後に

JPYC買取所でJPYCを売却して日本円を直接銀行口座に受け取る流れを紹介しました。

Polygonから海外取引所→国内取引所→銀行口座という長い道のりをガス代を使ってやるか、

JPYC買取所を使って一気に銀行口座まへの入金をしてしまうかの判断は、送金する金額次第ですね。

利益がそこそこ出ていて、手間をかけずに日本円にしたいというときには利用する価値ありかなと思います。

JPYC買取所を使うと、送金の手間が省けて、簡単に日本円を受け取れるので、収益の送金手段として参考になればと思います。

なお、JPYCの売却はPolygonからになるので、他のチェーンに資金があるば場合は、一旦Polygonへ送金が必要です。

Polygonへブリッジして送金する方法はいくつかあるので、以下の記事が参考になればと思います。

投資は自己責任で。

NFA

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