OpenSeaの「Emblem Vault」でビットコインNFT「Bitcoin Punks」を正しく購入する方法を解説

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はじめに

この記事ではビットコインNFTの「Bitcoin Punks」をOpenSeaで購入する流れを紹介しました。

ビットコインNFTとは何なのか?から、OpenSeaで「Bitcoin Punks」の正しい買い方までを紹介します。

「ビットコインNFT」とは

まず、NFTはNon fungible token(非代替性トークン)の略で、他のトークンとは異なる固有の特徴や価値を持つトークン。

ビットコインNFTとは、ビットコインのブロックチェーン上で発行されるNFTのことです。

注目されているOrdinals(オーディナルズ)は、1ビットコインの1億分の1を表すサトシ(satoshi)にデータを記録することで、NFTをビットコインブロックチェーンに保存しています。

ユーザーが個々のsatoshiを探索、転送、受信することを可能にし、一つのsatoshiに動画や画像などのデータも含めることもできるとされています。

Ordinalsは、ビットコイン版のNFTを「デジタルアーティファクト」と呼び、個々のsatoshiにテキストや画像などのコンテンツを追加することをインスクリプション(Inscription)と呼んでいます。

ビットコンNFTは、イーサリアムチェーンにブリッジすることでOpenSeaなどのマーケットプレイスで販売可能にしています。

このOrdinalsのビットコインNFTはビットコインコミュニティの中で物議をかもしているみたいですね。

賛成派は、Ordinalsがビットコインにさらなる用途をもたらし、ブロックの需要や手数料を高めることでセキュリティを向上させると主張しています。

一方、反対派は、Ordinalsがブロックスペースを占領し、本来の送金機能やスケーラビリティに影響を与えると懸念しています。

また、Ordinalsの購入や販売も簡単ではなく、現在OpenSeaで購入可能なのはETHにブリッジされたものだけですが、タイムラグや手数料などの課題があります。

Ordinalsはまだ新しい技術ですが、将来的にはより使いやすく信頼性の高いシステムが開発される可能性があります。

ビットコインNFTとしてOrdinalsがどのような価値や影響を生み出すか今後、注目していきたいところです。

「Emblem Vault」について

ビットコイン版のNFTをイーサリアムチェーンにブリッジする技術は、「Emblem Vault」が使われています。

「Emblem Vault」とは、ERC721やERC1155のNFTで、様々なブロックチェーン間で資産を効率的に保管や交換することができるサービス。

代替性や非代替性トークンを含むことができる移転可能なマルチアセットウォレットとして機能します。

「Emblem Vault」は、ブリッジングを使わずにビットコインNFTをイーサリアムチェーンに持ち込むことができるところが特徴的。

売り手は「Emblem Vault」でNFTを発行し、買い手はイーサリアムチェーン上でそのNFTを購入することでビットコインNFTを受け取ることができます。

「Emblem Vault」は、クロスチェーンの資産管理に革新的な解決策を提供しているかもしれません。

「Bitcoin Punks」について

「Bitcoin Punks」は、ビットコインのブロックチェーン上で発行されたNFTのコレクション。

元々は、イーサリアムのブロックチェーン上で発行されたCryptoPunksという10,000個のピクセルアートのキャラクターですが、Ordinalsのプロトコルを使ってビットコインに移植されました。

「Bitcoin Punks」は、イーサリアム上のOpenseaなどのマーケットプレイスで取引可能です。

以下の内容は「Bitcoin Punks」をOpenSeaで購入する流れを紹介します。

なお、OpenSeaで購入する際は偽物が多く存在しますので、OpenSeaにこだわらない場合は、「Bitcoin Punks」の公式マーケットプレイス「ordinals.market」の利用がオススメです。

OpenSeaの「Emblem Vault」で「Bitcoin Punks」を正しく購入する

ここからは実際に「Bitcoin Punks」をOpenSeaで購入する流れを紹介します。

この記事を書いている時点で、OpenSeaでは「Bitcoin Punks」の偽物も一緒に並んで売られている状況なので、偽物を買ってしまわないように、ちょっとした知識が必要です。

というのも、「Bitcoin Punks」はOpenSeaの「Emblem Vault [Ehereum]」というコレクションの中に入っていて、同じコレクションの中に偽物と一緒に並んでいるんです。

OpenSeaの偽物というと、コレクションの真偽を確かめればよかったのですが、「Bitcoin Punks」は同じコレクションの中で真偽を確かめる必要があるということになります。

真偽の確かめ方は、一度知ればやり方は簡単です。

偽物を掴まないように、この記事が少しでも役に立てればと思います。

OpenSeaで「Bitcoin Punks」を購入するには、まず「Emblem Vault [Ehereum]」を表示して、コレクション内を「bitcoin punk」で検索します。

(そもそも、「Emblem Vault 」の偽物があるので注意してくださいね)

「bitcoin punk」の結果、多くの「Bitcoin Punks」が表示されますが、価格が安いものは偽物である確率が高いです。

この記事を書いている時点で、本物のFloor priceは約0.6ETHくらいでした(これは後に示すordinals.marketからの情報))

今回、OpenSeaで実際に購入したのが、こちらの「Bitcoin Punk」#2482(Inscription #26752)です

ビットコインNFTである「Bitcoin Punks」の真偽を調べる方法は、まずOpenSeaで欲しい「Bitcoin Punks」のページのDescriptionに記載されている①「By Emblem-Deployer」と②「View this NFT on http://Emblem.Finance」のリンク先のビットコインアドレスを確認します。

①「By Emblem-Deployer」のリンク先がこちら。

「address」にビットコインのウォレットアドレスが表示されています。

②「View this NFT on http://Emblem.Finance」のリンク先がこちら。

Deposit Addressの「BTC/XCP/OMNI」をクリックしてウォレットアドレスを表示します。

ここに表示されているウォレットアドレスは「Emblem Vault」のサービスで自動に入るものなので、勝手に操作できない正しいウォレットアドレスになります。

①で表示したウォレットアドレスが②で表示したウォレットアドレスと一致すれば「Bitcoin Punks」は本物であること判断できます。

もう一つの真偽の確かめ方は、OpenSeaの「Emblem Vault」で購入したい「Bitcoin Punks」のページを表示し、URLを「Bitcoin Punks Emblem Vault Opensea Verifier」に貼り付けて検証する方法です。

まず購入を予定している「Bitcoin Punks」のOpenSeaのURLをコピーします。

続いて、URLを「Bitcoin Punks Emblem Vault Opensea Verifier」に貼り付けて「Check」をクリック。

「Vault is legit!」が表示されれば本物、「Vault is fake.」は偽物。

今回購入しようとしている「Bitcoin Punks」は「Vault is legit!」と表示されたので本物と判断されました。

上記のように購入しようとしている「Bitcoin Punks」が本物であることがわかったので、あとはOpenSeaの手続きに従って購入するだけです。

「Add to cart」をクリック。

カートの中身を表示して「Complete purchaes」をクリック。

メタマスクが確認を求めてくるので「確認」をクリック。

これで「Bitcoin Punks」の購入が完了です。

なお、偽物の「Bitcoin Punks」の場合はどうでしょう。

試しに上の偽物「Bitcoin Punks」のOpenSeaのURLを「Bitcoin Punks Emblem Vault Opensea Verifier」で判定するとこのように偽物判定されました。

OpenSeaの「Bitcoin Punks」には数多くの偽物が混ざっているので、必ず真偽の判定をしてから購入してくださいね。

なお、購入した「Bitcoin Punks」はそのままであれば、通常のNFTと同様に売買が可能です。

OpenSeaで「Bitcoin Punks」のNFTを購入した時点で「Bitcoin Punks」が入っているビットコインのウォレットアドレスを所有していることになるんです(ここが画期的)。

そう、イーサリアムのNFTを購入した時点で、ビットコインNFTとそのウォレットアドレスを手にしたことになるんです(この発想が初めわかりにくいですが、今後の可能性を秘めている部分です)。

イーサリアム上で保有、売買するだけならそのままイーサリアムのNFTとして扱えば大丈夫。

で、Ordinals.walletなどビットコインウォレットでNFTを保有したい場合はウォレットアドレスのシードフレーズを入手することになります。

そのやり方は、真偽の確認に使ったEmblemVaultのサイトで「Bitcoin Punks」を購入したウォレットを接続して、「Approve Minting」から手続きを開始します。

なお、このこの手続きを行うと、イーサリアム上のNFTは自動でバーンされて消えることになります。

詳しいやり方は、GoroさんのNoteで詳しく説明されているので参考にしてくださいね。

最後に

この記事ではビットコインNFTの「Bitcoin Punks」をOpenSeaで購入する流れを紹介しました。

なお、OpenSeaで購入する際は偽物が多く存在しますので、「Bitcoin Punks」の公式マーケットプレイス「ordinals.market」の利用がオススメですよ。

今後のビットコインNFTのマーケットプレイスに注目ですね。

なお、ビットコインNFTの購入はETHをメタマスクなどのウォレットに入れておく必要があります。

GMOコインなら、口座からのETHの出金手数料が無料なので、ETHをメタマスクに送金する場合は、GMOコインの口座があると便利ですよ。

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