【レビュー】大不況が来る?「大転換の時代」(ジム・ロジャーズ)で知る株式市場の終わりと商品市場の始まり




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はじめに

今の株があがってるのは、異常だと感じたことはないですか?コロナ感染が広がって飲食店は悲鳴をあげている状況だし、観光客はほとんど来ないので、観光地も上がったり。コロナの影響で自殺者の数も増加しているみたいです。

一方で、株価は好調、ビットコインなど仮想通貨はメッチャ上がってます。

実体経済が悪いのに株が上がってるのはなにかが変。

何かズレが生じていると感じてる人は多いと思います。

大投資家のジム・ロジャーズの最新刊「大転換の時代」は、今の経済が歴史的に見てどういう状況にあるのかを教えてくれる一冊です。

投資の世界では歴史が繰り返される面があるので、投資の世界で生き残ってきたジム・ロジャーズの考えを通じて歴史を勉強すれば、これから投資家としてどう行動すれば良いか、未来を予想する参考になりますよ。

急な市場の変化に対応したい人、自分の投資スタイルがあっているか再確認したい人にとって役立つ一冊です。

ジム・ロジャーズ:世界3大投資家の1人。10年間で4200%という驚異のリターンを実現した大投資家。1942年10月19日生まれ。

最大級の大不況がやってくる

まず始めに、ジムロジャーズは今の好調な株式相場が終わり、大不況がやって来ると言っています。

「私の人生史上、最大級の大不況が迫っていることは間違いないだろう。」

「二番底は21年の前半になる可能性があると考える。」

コロナで経済の落ち込みが大きいはずなのに、株式が好調を維持するはずないですよね。

冷静に考えればどこかで終わりは来るはずです。

株価の好調は、税金で下支えしているに過ぎないんです。

コロナショックの2番底は税金の投入で先延ばしにしただけなので、いつきてもおかしくないですね。

で、大不況が来たらどうなるんでしょう?

ジム・ロジャーズはチャンスが来ると言っています。

「人生最大のベア(弱気)相場が到来する可能性が高く、千載一遇のチャンスとも言える。」

「私が投資家として成功したのは、いつもブル(強気)相場ではなく、ベア相場を追いかけてきたからだ。」

ブル相場:ブルは強気のことで、雄牛が角を下から上へ突き上げる仕草から相場が上昇していることを表します。

ベア相場:ベアは弱気のことで、熊が前足を振り下ろす仕草、 あるいは背中を丸めている姿から相場が下落していることを表します。

みんなが弱気の時こそチャンスと考えるのが成功する投資家ですね。

「ここ20年間はアメリカの代表的な株価指数であるS&P500のインデックスを買っていれば儲かっていたかもしれないが、向こう20年は儲からないと思う。」

アメリカの株価は史上最高値を更新するくらいの勢いですからね。

個人的な投資成績でも、アメリカ株式を含むインデックスの成績はかなり良いです。

だからこれからどうなるかは気になるところ。

で、株価が頭を打った後はどうなるかというと、商品市場が強くなると言っています。

商品市場に目を向けよ

投資の原則は安く買って、高く売ること。

割安なのは商品です。

「今のトレンドで最も割安な金融商品は何かと聞かれたら、商品だと考える。」

なぜかというと、「株式の上昇局面では商品が弱く、株式の下落局面では商品市場が強い」から。

そして、「18年程度のサイクルで両者が変化してる」んですね。

これまでは株式が上昇して商品が安い期間だったけど、これからは商品市場が強くなるモードに入ります。

「コロナショックで再び長い株式の時代から、新たな商品の時代が目の前にやってきている」。

商品とは金、銀、原油などです。

商品は現物を買わなくても、インデックスが投資信託やETFで購入うことが可能です。

自分のポートフォリオに商品が入っていない場合は検討する価値ありですね。

ブロックチェーンには未来がある

ちなみに、暗号資産(仮想通貨)にも言及していて、暗号資産の基幹技術であるブロックチェーンの価値を評価しています。

ただ、暗号資産のトレードについては辛口。

「ブロックチェーンについて、非常にポジティブに考えている。ビットコインの根幹の技術には素晴らしい未来があり、今後、最も面白い分野だと思っている。」

一方で歴史を通じて通貨は政府がコントロールするものなので、仮想通貨についてはいずれ価値がゼロになる可能性があるとしています。

なぜかというと、
「デジタル通貨は、政府がコントロールすることになる。歴史を見ても大半の場合は、政府が通貨を独占しており、政府は通貨を制御できないことを嫌うもの」

「通貨として価値が認識され、成功し始めたら、各国の政府が全ての仮想通貨を独占」すると考えているんですね。

暗号資産の価値や投資については投資家の中でも意見が分かれているところ。

ブロックチェーンの技術はこれからどんどん発展して、世界を変えていく技術なのは間違いないです。

その技術を使った暗号資産(仮想通貨)についても、投資対象になるはず。

ブロックチェーンの技術に対する人気投票みたいな感じでビットコインなどの主要な暗号資産は生き残ると考えています。

どんどんお金が集まっている新しい技術に自分の資産を少額でも置いておくことはムダにはならないはずです。

最後に

投資の世界で生き残ってきたジム・ロジャーズの考えを通じて歴史がわかれば、これから投資家どう行動すれば良いか、未来を予想することができます。

大転換の時代」から未来がわかるれば、急な市場の変化に前もって備えたり、自分の投資スタイルを見なおす役立に立ちます。

私はこの本を読んで、自分のインデックス投資(国内外の株式と再建)を基本とした投資スタイルを変えるかといえば、変えないつもりです。

商品については私のポートフォリオにも少し入っていますが、割合を高くする予定は今の所ありません。

なぜかというと、株式のインデックス投資において、今は割高な価格となっていますが、これから株式が下落すれば、長期的には割安で投資できるはずだからです。

なのでインデックス投資でコツコツと分散投資を続けていくことを改めて決意しました。

国内外の株式が大きく下落する可能性を秘めていることは心構えとして持っておけば、急な相場変動にも冷静に対応できます。

自分の投資スタイルを維持するためにも、今がどのような時期に差し掛かっているか把握すことが大事。

「大転換の時代」は、長く投資の世界で生きてきたジム・ロジャーズの考えや経験を知ることができるので、歴史の大きな視点で市場の流れを知りたい人は手に取ってみる価値ある一冊です。

 

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