はじめに
インデックス投資とは、TOPIX、日経平均株価、S&P500、ダウ平均のようなインデックス(指数)と同じ値動きを目指す投資方法です。
具体的に投資する場合は、インデックスと同じ値動きをする投資信託やETFを購入することになります。
インデックスの種類によって、投資する対象とリターンが異なりますので、各インデックスのリターンを比較してみました。
これからインデックス投資を始める際の参考にしてください。
インデックスの年率平均リターン
myINDEXで紹介されている直近のインデックスごとの年利平均リターンを紹介します。
年利平均リターンとは、例えば、20年間の10%の年率平均リターンとは、毎年平均して10%のリターンがあったことを示しています。
インデックスによって年率平均リターンに違いはありますが、20年だと3〜10%になっています。
カテゴリ | インデックス名 |
年率平均リターン(%)
|
|||||
1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 | ||
日本株式 | TOPIX トピックス | 5.8 | 1.7 | 4.5 | 9.8 | 2.9 | 3.1 |
日本株式 | 日経平均株価 | 13.5 | 5.2 | 6 | 10.3 | 3.9 | 3 |
外国株式 | MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス | 10 | 6.7 | 7.7 | 12.4 | 6.6 | 6.2 |
外国株式 | MSCI コクサイ・インデックス | 9.7 | 7.7 | 8.1 | 13.6 | 7.2 | 6.5 |
外国株式 | MSCI エマージング・マーケット・インデックス | 13.1 | 2.6 | 7.4 | 6.3 | 5.8 | 9.4 |
外国株式 | MSCI ヨーロッパ・インデックス | 0 | 0.4 | 2.4 | 8.6 | 4 | 4.6 |
外国株式 | MSCI BRIC | 14.9 | 4.4 | 9.6 | 6.1 | 6.8 | 10.4 |
外国株式 | MSCI チャイナ | 30.1 | 6.1 | 10.5 | 9.8 | 10.9 | 10.5 |
外国株式 | S&P 500 | 11.8 | 10.2 | 10.2 | 16.7 | 8.6 | 7 |
外国株式 | ダウ平均 | 0.6 | 4.1 | 7.2 | 12.8 | 6 | 5.1 |
外国株式 | NASDAQナスダック総合 | 34 | 17.3 | 14.7 | 19.6 | 10.8 | 7.6 |
引用元:myINDEX
リターンは投資する期間や投資を始めるタイミングで異なり、過去のリターンのデータは将来のリターンを保証するものではないですが、おおよそ投資による期待リターンの参考にすることができます。
個人的には書籍でよく紹介されている7%のリターンを目標にしていて、これまでリーマンショックやその他の下落局面でも追加投資をコツコツ行ってきた結果、現時点で年利に換算すると10%以上の成績を残すことができています。
インデックス(株価指数)の紹介
次に、よく使われるインデックスの紹介です。
TOPIX、日経平均株価、S&P500、ダウ平均はよく聞くと思いますが、実際にどのような内容か簡単に知っておくだけでもこれからインデックス投資を始める際に役に立ちます。
また、インデックス投資ではMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスやMSCI コクサイ・インデックスは有名な株価指数となりますのでおさえておきましょう。
TOPIX
日本株を代表するインデックス。
東証1部に上場しているすべての銘柄が対象となっています。
日経平均株価
日経が提供する日本株式インデックス。
東証1部に上場している銘柄から、日本を代表する225社で構成されています。
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス
米MSCI社が提供する外国株式インデックス。
先進国と新興国を組み合わせた全世界が対象。
各国の大型/中型株(時価総額の上位約85%)をカバーしています。
MSCI コクサイ・インデックス
米MSCI社が提供する外国株式インデックス。
日本以外の先進国を対象とし、日本における外国株式投資の際のベンチマークとして有名。
S&P 500
米S&P社が提供する米国株価指数。
米国を代表する大型株、500社で構成されています。
ダウ平均
米Dow Jones社が提供する米国株価指数。
米国を代表する30社によって構成されています。
まとめ
株式以外にも債券、不動産、商品(金など)のインデックスがあり、各インデックスに連動する投資信託やETFを購入することが可能です。
そして、株式、債券、不動産、商品などのインデックスに分散投資することでリターンとリスクのコントロールが可能になります。
分散投資はインデックスで長期投資する際にもっとも重要な考え方なので、別の記事でまとめたいと思います。
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