はじめに
ビットコイン(BTC)の運用先として、最近はじまったACoconutのBTCB+/BTCBペアの流動性マイニングを始めたので、そのやり方をまとめました。
BTCの運用先としては利回りが結構いいのでオススメですよ。
BTCB+/BTCBペアの流動性を提供するメリットとして、インパーマネントロス(IL)を気にすることなく、かつ利回りが良いことです。
ILとは、簡単に説明すると、流動性提供した時の通貨ペアの比率と、流動性を回収するときの通貨ペアの比率が異なることで、それれぞれのペアを流動性提供しなかった時よりも損失が出てしまうことです。
例えば、ETHとUSDTの流動性を提供した場合、ETHが上昇すると、ETHが減って、USDTが増える調子がされます。
逆にETHが下落すればETHが増えて、USDTが減ります。
ETHが上昇した時は、流動性提供するよりも単にETHを保有していた方が利益が大きかったということになります。
BTCB+/BTCBペアの流動性マイニングではこのILが起きないのがメリットです。
というのも、BTCB+とBTCBはそれぞれBTCと1:1で交換ができるので、ILが起きないんです。
ちなみに、ILの詳細についてはこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
BTC+はBTCにペッグしているトークンで、ACoconutが提供するクロスチェーンイールドアグリゲーターです。
詳しくはこちらのACcoconut Japanの説明を参考にしてください。
ACoconutのBTCB+/BTCBペアの流動性マイニングを始める方法をまとめたので、BTCの運用先として参考になればと思います。
ACoconutでBTCB+をmintする
まず流動性を提供するBTC+を入手するために、BTCBをBTCB+に交換するところからはじめます。
ACoconutの左メニューの「BTCB+」をクリック。
「BTCB+」タブのBTCB→BTCB+の項目で交換するBTCBの数量を入力して「Approve」をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。
次に「Mint」をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。
これでBTCB+の入手が完了しました。
PancakeSwapでBTCB+/BTCBの流動性を供給する
続いて、BCTB+/BTCBの流動性を提供してLPトークンを入手します。
左メニューの「Earn」をクリック。
「BTCB+/BTCB Pancake」の右上にある「+Liquidity」をクリックしてPancakeSwapのサイトに飛びます。
PancakeSwapのLiquidityサイトが開くので、流動性を提供するBTCB+とBTCBの数量を入力します。
一方の通貨の数量を入れると、もう片方の通貨の価値が同じになるように数量が自動的に入力されます。
数量を確認したら、「Approve BTCB+」をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。
続いて「Approve BTCB」をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。
「Supply」をクリックして流動性を提供します。
提供する流動性の確認画面が出てくるので、「Confirm Supply」をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。
提供した流動性が表示されます。
ACoconutでLPトークンをDepositする
続いて、ACoconutのサイトに戻って、LPトークンをDepositします。
先ほどの「Earn」の「BTCB+/BTCB Pancake」で「Deposit」をクリック。
Pool Tokenの項目で「Max」をクリックしてLPトークン全量を入力し、「Approve」をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。
続いて「Deposit」をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。
これでLPトークンがStakeされました。
Your Stakedに内容が反映されていることを確認してくださいね。
あとは報酬としてもらえるACが徐々に増えていきますので、適切なタイミングでClaimしてください。。
BTCB+をBTCBに戻す方法
流動性を提供して、LPトークンをStakeして運用を始めたあと、この運用を終了するにはこれまでの手順を逆に進める形になります。
具体的には以下の流れになります。
- LPトークンのWithdraw(Acoconut)
- 流動性の解除(PancakeSwap)
- BTCB+をBTCBに交換(Acoconut)
追記(2021.5.22)
PancakeSwapにける流動性解除の際、BTCB+が表示されずにないトラブルがあるようです。
この場合は、PancakeSwapの「Select token」で以下のBTCB+のアドレスを入れると表示されます。
0xe884e6695c4cb3c8deffdb213b50f5c2a1a9e0a2
また、流動性まではイールドファーミングにおける基本的な流れなのですが、最後のBTCB+をBTCBに交換するところは独特なところがあるので、やり方を以下にまとめました。
流れを先に紹介しておくと、以下になります。
- BTCB+をvBTCBとacsBTCB+に交換
- vBTCBをBTCBに交換
- ascBTCB+をBTCBに交換
まず、BTCB+を交換するために、ACoconutの「BTCB+」メニューで、「Redeem」タブを選択します。
「BTCB+」タブでBTCBに戻したいBTCB+の数量を入れると、vBTCB+とacsTCB+に交換される数値がそれぞれ表示されます。
確認したら「Approve」をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。
続いて「Redeem」をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。
次に「Single+」のタブを選択して、vBTC+とacsBTCB+をそれぞれBTCBに交換していきます(操作は繰り返しなので、画面だけで説明は省略しますね)。
BTCBに無事交換が完了したらBlanceに反映されます。
ちなみに手数料としてvBTC+は0.01%、acsBTCB+は0.5%となっています。
最後に
BTCB+/BTCBのイールドファーミングの利回りはこの記事を書いている段階で約40%です。
BTCの運用としては高く、なによりもILが発生しないのがメリットですね。
長期保有するBTCの運用先として、ACoconutのBTCB+/BTCBのイールドファーミングを検討してみてくださいね。
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