【Polygon】ステーブルコインペアIRON-USDCの流動性を提供して高利回り報酬(ADDY)を稼ぐ方法(イールドファーミング)

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はじめに

今、Polygonで$IRONが激アツです。

ステーブルコインの$IRONを利用した投資で、利回りAPY約2000%が出ています。

$IRONはステーブルコインですよ。

バグってますね。

この高い利回りを得る方法は、Polygonでステーブルコインの$IRONと$USDの流動性を提供するイールドファーミングです。

$IRONはUSDCやBUSDを担保に発行される法定通貨担保型のステーブルコイン。

PolygonとBSC(バイナンススマートチェーン)でそれぞれ利用することができます。

Ironは 2021年3月4 日に BSCでローンチされ、2021年5月18日にPolygonに拡張されました。

TVL は 2 億ドルを超えていますね。

$IRONの具体的な仕組みとしては、USDCと、独自トークンを混ぜて発行される仕組みです。

PolygonのIRONは、USDCと独自トークンのTITANで発行されます。

BSCのIRONはBUSDとSTEE L。

高い利回りが出る詳細な説明はここでは行いませんが、ドルにペッグする仕組みとして、USDCと独自トークン(TITANあるいはSTEEL)を混ぜてIRONにするために、高いインセンティブを出している形です。

投資家としては、このIRONをUSDCとペアで流動性を提供するだけで、めちゃ高い利回りを得ることができるんです。

利回りが高いことにビックリするんですが、もう一つの注目点は、流動性を提供する通貨ペアがステーブルコイン同士だということです。

通貨ペアで流動性を提供する場合、IL(インパーマネントロス)が心配になりますよね。

このILの心配がステーブルコインのペアだとなくなります。

だって、両方とも想定としては価格はドルにペッグされていますから。

投資において、リターンが高いということは、リスクも高いということを認識しておくことは必要不可欠。

ILの心配がないからと行って、リスクがないわけではありません。

$IRONの高い利回りが高い状態がいつまで続くかわかりませんし、ドルペッグの問題、取引所の信用リスクも気になるところ。

一応、$IRONについてBSCで過去にあった事件はこちの記事で詳しく説明されいて、参考になります。

以下にIRON-USDCの流動性を提供して報酬を稼ぐ手順をまとめました。

これからIRONを資産の一部に入れてみたい人の参考になればと思います。

ウォレットの準備

ウォレットはMetaMaskを使用するので、まだインストールしていな場合はこちらの記事の中でインストールの方法を紹介しているので、参考にしてください。

MetaMaskのインストールが終わったら、をPolygonにつなげる方法はこちらの記事で紹介しています。

USDCをPolygonに送金する

次はPolygonで投資するための資金を準備します。

Polygonに資金を送付する場合は海外取引所のAscendEXが便利です。

AscendEXはMATICとUSDCのPolygon(Matic Netowrk)への送金に対応しています。

国内取引所からビットコインなどをAscendEXの口座に送金して、MATICやUSDCに交換してからPolygonのアドレスへ送金する流れになります。

まだAscendEXの口座を持っていない場合はこちらの記事を参考にして口座を開設してくださいね。

資金を他のネットワークからPolygonに送金する場合は、ブリッジを使うとAscendEXやバイナンスなどのCEX(中央集権取引所)を利用せずに送金できるので便利です。

xPollinateやSupraが便利なので、ブリッジを試したい場合はこちらの記事を参考にしてください。

SushiSwapでIRONを入手する

Polygonで資金が準備できたら流動性を提供する$IRONを入手します。

$IRONは、本家のIRONで発行する他に、SushiSwapやQuickSwapで入手可能です。

この時は、たまたまレートがよかったSushiSwapを利用しました。

流動性の提供時はUSDCとIRONがそれぞれ同じ価格同士が必要なので、この時は送金したUSDCの半分をIRONに交換しました。

ちなみに、本家のIRONで$IRONを入手する場合は、メニューのBankでMintを選択します。

基本的にIRONの発行はUSDCとTITANを合わせて提供する必要がありますが、USDCのみでも発行可能です。

USDCのみで入手したい場合は、「Use only USDC to mint」にチェックを入れれば$TITANがなくても$IRONを発行できます。

QuickSwapでIRON-USDCの流動性を提供する

次にIRON-USDCの流動性を提供します。

流動性の提供はQuickSwapとSushiSwapで可能です。

流動性を提供してからLPトークンをStakeする場所は、本家のIRONの他に、自動複利してくれるイールドファーミングアグリゲーターのBeefyFinance、PolycatFinance、ElevenFinance、AdamantFinanceがあります。

イールドファーミングアグリゲーターにLPトークンをStakeすることで、本家のIRONよりも高い利回りを出すことができますよ。

この時はAdamantのIRON-USDC(QuickSwap)とIRON-USDC(Sushi)が高い利回りを出していました。

1,700%超えてまたねー(2021年6月5日時点)。

ちなみに、本家のIRONは約1,000%ちょっとといったところ。

Polycatだと、約1,200%でした。

ということで、AdamantのIRON-USDC(QuickSwap)が一番高かったので、QuickSwapでIRON-USDCの流動性を提供することにしました。

流れ的には、まずQuickSwapにウォレットを接続します。

上部メニューの「Pool」をクリック。

「Add Liquidity」をクリック。

「Input」にUSDCとIRONを選択して、数量を入力します。

片方の通貨の数量を入れると、自動的にもう片方の数量が表示されます。

「Approve USDC」をクリック。

MetaMaskが確認を求めてくるので、「確認」をクリック。

続いて、「Approve IRON」をクリック。

またMetaMaskが確認を求めてくるので、「確認」をクリック。

「Supply」をクリック。

最終確認を求められるので「Confirm Supply」をクリック。

MetaMaskが確認を求めてくるので、「確認」をクリック。

無事に流動性を提供できたら、LPトークンが付与されます。

AdamantでLPトークンをStakeする

次にLPトークンをAdamantにStakeして報酬(ADDY)を稼ぐ方法です。

(追記:この記事の最後にも書いていますが、Adamantはリスクは高いのでご注意ください)

まず、Adamantのサイトに行ったら、ウォレットを接続します。

上部メニューの「Home」を選択。

リストからIRON-USDC(quick)を探してクリックして詳細を展開し、「STAKE」をクリック。

「APPROVE TOKENS」をクリック。

MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。

次に「STAKE ALL TOKENS」をクリック。

MetaMaskが確認を求めてくるので、「確認」をクリック。

無事にStakeされると、My IRON-USDC LP (quick) Stakedに数量が表示され、ADDYが少しずつ増えていきます。

ちなみに、利回りの内訳はこのように表示されています。

マニュアルでcompoundするボタンもあるので、手動でも回収可能です。

LPトークンをStakeしてから3日以内にwithdrawすると0.5%のペナルティが発生するので注意が必要です。

「CLAIM+VEST」から$ADDYを回収して、Stakeすることができます。

StakeしたADDYは上部メニューの「Stake + Vest ADDY」で確認できます。

ここではウォレットのADDYの量、ペナルティ無しで取り出せるADDYの量などが確認できます。

手持ちのADDYは「Stake Addy」か「Stake and lock ADDY」でStakeすることになります。

「Stake Addy」は、ロック期間無しで、報酬を稼ぐことができます。

報酬はQUICとWMATCになります。

また、「Stake and lock ADDY」は、3ヶ月のロック期間があります。

報酬はQUICとWMATCに加えて、ADDYが加わります。

ちなみに、ADDYのチャートはこんな感じで、これからに期待ですですねー。

最後に

PolygonでのIRONへの投資は非常に利回りが高いです。

一方で、IRONのリスクとしては、ドルペッグの崩壊、ハッキングなどリスクもあることは認識しておきましょう。

また、ここで紹介したAdamantのようなイールドファーミングアグリゲーター を利用すると高い利回りが期待できますが、複数のプラットフォームを裏で利用しているため、本家IRONよりもリスクは高くなることになります。

ちなみに、$IRONを発行しているIRON financeは、Diamond Handというのも開発をしているみたいですね。

具体的には、IRONのステーブルコインの仕組みを使って、BTC、ETH、BNB、ADA、DOT などにペッグされた分散型合成トークンを作成することを目的にしているようです。

これからのIRONに注目です。

追記

Adamantについては、ラグプルのリスクが高い警告が出ていますね。

利回りは落ちますが本家IRONにLPトークンを移動させました。

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