はじめに
台風後の淡路島は釣れるのか?
風が強かったり、大雨が降ったりした悪天候後に釣りに行く場合は釣果がいつも以上に不安になりますよね。
台風が通り過ぎた後はなおさらですが、これまでの経験からの結論は、台風の後でもしっかりと場所を選べば釣れる。
大雨が降った後でも釣れる場所はいくつかあるのですが、この日は台風の風が残っていたので風の対策をする必要がありました。
場所は前回の釣行で行った風に強い場所にしても良かったのですが、今回の風速であれば風対策で対応できそうなので前回とは違う場所での釣りです。
前回の釣行記事はこちら。
爆風の中で釣りをしたい人はこちらの風対策記事が参考になります。
今回の場所は数は出るがサイズが出ないのが特徴の小チヌ漁港。
サイズを狙った場所で風に悩まされながら釣果が振るわないよりは、釣りやすい環境で小チヌのアタリを沢山楽しみないなという考えで行ってきました。
淡路島の紀州釣り(2018年8月25日)
現地は予報通りの強い風が吹いていました。
結局、風は夕方までやむことはなく、炎天下なのに風が強い環境での釣りとなりました。
雨が沢山降った後の釣行において、現地到着で行うのはまず海水の濁りを確認すること。
今回は濁りはほどほど、水潮にもなっていないと判断して夜明けを待ちました。
周囲が明るくなってからゆっくり準備して6時頃から団子を投げ始めました。
エサ取りはすぐに寄ってきて、夏の紀州釣りらしく刺し餌が瞬殺されていきます。
ただ、チヌの気配は全くないまま時間が過ぎて、場所を間違ったか?と不安になってきた9時頃にようやく1匹目が釣れました。
期待通りの小チヌ。
今日はこの小チヌを何匹釣るか?
過去の実績からは10匹以上が条件となります。
1匹目の小チヌを釣った頃にはすでにボラが海面に群がり始めていました。
こんなに早くボラが集まるの?これは想定外。
台風で湾内に避難してきていたのか?前日に団子がまかれたのか?いずれにしてもこの日はボラに1日中悩まされることになりました。
ボラが団子にアタックするようになったので、団子アタリが半端ない状態。
このようにボラが寄ってしまった時は団子がちゃんと着底していることを確認するのが重要です。
この確認作業をせず、いつもの調子で団子を握っていると途中で割れてしまっていることに気付かず、チヌがいる海底に刺し餌を届けられないどころか、ボラを掛けてしまって、場が荒れる原因にもなります。
まずはタナをトントンに合わせて着底できる団子の硬さを把握した後に、ハワセ幅を調整してきいます。
このような作業をして、ボラが寄ってきた後の初めの本アタリにビュンと合わせると、ズシッとした重量が竿に乗りました。
この場所でこの重さはほぼ確実にボラ。
刺し餌はオキアミ。
やってしまったぁと後悔しながらやり取りしていると、ゴンゴンとたたく引きが出ます。
ん?ボラがチヌの真似をしてる?
まさか?と思って姿だけは見届けようと慎重に引き寄せて、現れたのはなんと燻銀!
この場所でこのサイズのチヌが出るとは予想外です。
45センチ。
居着きのチヌでしたが良い引きを楽しませてくれました。
この後はボラのアタックと、フグの猛攻をかわしながら小チヌを釣るという内容です。
寄っている小チヌの好みに合わせるために刺しエサのローテーションが欠かせません。
普段なら、チヌが寄れば小ボケを食ってくるというパターンなんですが、この日は小ボケよりノーマルのオキアミが多いという内容でした。
午後になって釣れるペースが落ちて、もう一度釣れ始めたのは夕方頃でした。
少しサイズがアップしてもやはりレギュラーサイズは30センチに届かない。
夕マヅメ頃にチヌの気配が出てきたので、釣り続けていれば数匹追加できそうでしたが、この日の目標10匹をクリアーしていたので、まだ明るいういちに終了です。
まとめ
この日は台風後で風が強かったためなのか、釣り人は少なめで、紀州釣り師は私の他にいなかったです。
小チヌ狙いの場所でもサイズが出たのは収穫。
そういえば、この小チヌ漁港は以前よりも紀州釣り師を見かけなくなりましたし、私自身も訪れる頻度がめっきり少なくなっています。
釣られるチヌが少なくなって、チヌが育っているんですかねぇ。
釣り過ぎを注意しながら、今後の小チヌ漁港の釣果に期待が膨らみます。
- 2018年8月25日(大潮)
- チヌ:45センチ、小チヌ11匹
マイクサイズの小チヌ2匹は即リリースのため集合写真に入らずです。
紀州釣り団子レシピ
- ヌカ:14カップ
- 砂:5カップ
- 細引きさなぎ:1袋
- チヌパワースペシャルMP:1/4袋
- 押麦:1袋
- 海水:適量
- アミエビ:適量
- その他:秘密の白い粉
エサ取り対策でほとんどアミエビはいれなかったんですが、開始からすぐにエサ取り地獄。
寄ってしまったエサ取りをかわしてどうのようにしてチヌを釣るか。
この時期の変わらない課題です。
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刺しエサ
- Gクリ2L3L
- 小ボケ
- サナギ
- マダイイエロー
この日はオキアミと小ボケがアタリ餌。
マダイイエローやコーンは効果が無かったです。
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紀州釣り仕掛け
- 竿:チヌ競技スペシャル III 0.6号-5.0
- リール:インパルト 競技LBD
- ウキ:超ねうきTYPEII
- 道糸:サスペンド2号
- ハリス:クレハ シーガー グランドマックスFX 1.2号
- 針:カットチヌ2号、カットチヌ3号
風が強かったので終始寝ウキで対応しました。
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