はじめに
釣りざんまいな日々を実現する為に、経済的自由を目指して実践している私の資産運用の成績をまとめました。
投資を初めて15年、インデックス投資を初めて14年9ヶ月がたち、これまでの成績をまとめることで、私と同じように資産運用で釣りざんまいを目指したい釣り人の参考になればと思います。
経済的自由を手に入れろ!
釣り人なら誰でも自分の好きな時に好きなだけ釣りができたらいいなと思ったことあるんじゃないでしょうか?
でも、釣りに行くのはだいたい休日。
休日に雨が降ったら次の休日まで釣りはお預け。
家族との約束が入るとまた次の休日までお預け。
こんなことは釣り人にとってよくある話ですよね、
好きな時に好きなだけ釣りに行きたいのに、釣りに行けない。
釣りの時間が取れない最大の理由は生活費を得るために会社に行って働く必要があるからです。
働かないと釣りどころか、生活ができなくりますからね。
でも、会社に行って働くかなくてもよいなら、釣りにいく時間や家族と過ごす時間は十分にあるはずです。
そして、釣りに行く時間、家族と過ごす時間が十分にあることは釣り人として幸せなんじゃないでしょうか。
そんな幸せな生活を実現するために私は投資によって資産を増やし、経済的自由を手に入れようとしています。
まだ道半ばですが、これまでの資産運用の成績を公開しますね。
投資スタイルは長期運用
まず私が実践している投資は、インデックス投資信託、暗号資産(仮想通貨)、トラリピ(FX自動売買)を用いた長期投資です。
個別銘柄の当てるようなセンスや情報収集力はなく、平日は会社勤めのサラリーマン投資家です。
休日も時間があれば釣りをしたいので、投資に費やす時間はほとんど取れません。
なので、このブログ記事は株式銘柄を分析して、短期で利益を出したい人には参考にならないのでご容赦ください。
私が資産運用を本格的に始めたのは博士課程を修了して就職した2005年から1年後の2006年4月。
大学では生命科学系を専門としていたので経済のことはまったく頭にないまま社会に出てしまいました。
そこで気付かされたのは、年金は減る一方で自分で年金を作らないと老後貧乏になるという現実です。
就職氷河期の真っ最中に就職した会社の給料は少なかったですが、生活費を節約しつつ少しずつ投資資金を捻出して始めたのがインデックス投資でした。
インデックス投資を始めるきっかけになったのは大型書店でたまたま見つけた書籍「内藤忍の資産設計塾 実践編」(内藤忍)です。
この本ではインデックス投資信託による分散投資を勧めていて、長期運用によるメリットを解説していました。
具体的な金融商品も解説していたので、初心者でもすぐに実践しやすかったのが印象に残っています。
株式、投資信託以外のFX、MMF、債券などの金融商品の説明もあり、個別株だけの投資に偏ることなく視野を広く持って投資の世界に入っていくことができたのはこの書籍のおかげです。
ポートフォリオ
投資を始めてから心掛けているのが分散投資。
現在の私の運用資産ポートフォリは海外株式(先進国、新興国)、日本株式、海外債券(先進国、新興国)、仮想通貨(暗号資産)、その他に分散して投資しています。
海外株式(先進国、新興国)、日本株式、海外債券(先進国、新興国)はあとで紹介するインエックス投資信託で投資しています。
2020年11月30日時点のポートフォリオ
- 先進国株式(日本以外):36.2%
- 新興国株式:12.8%
- 日本株式:22.0%
- 新興国債券:1.2%
- FX:17.5%
- 仮想通貨(暗号資産):7.1%
- その他:3.3%
ポートフォリオの特徴としては株式の割合が高く、日本債券(日本国債)への投資は行っていないこと。
また、日本株式の買い付けは停止して、資産に対する割合を低下させる方向で進めています。
また、インデックス投資信託に加えて、トラリピ(FX自動売買)と仮想通貨(暗号通貨)への投資も行っています。
インデックス投資の運用成績
運用成績
まず、インデックス投資で使っているマネックス証券と楽天証券の運用成績をまとめたのがこちらの表になります。
投資額 | 現金 | 21,630,597円 |
ポイント | 159,068円 | |
評価額 | 26,692,342円 | |
確定利益 | 4,731,354円 | |
評価額+確定利益 | 31,423,696円 | |
利益 | 9,793,099円 |
インデクス銘柄への現金による投資額は21,630,597円、ポイントによる投資額は159,068円で、保有している資産の現在の評価額は26,692,342円です。
ポイントの投資は楽天ポイントによる投資信託の購入になります。
投資期間中に売却した確定利益4,731,354円と評価額26,692,342円を合わせた合計は31,423,696円。
31,423,696円から投資額を引いた利益は9,793,099円となりました。
ちなみに、確定利益は予期しない売却や投資を広げるための資金作りのための売却です。
運用利回り
利益9,793,099円が大きいと見るか、小さいと見るかは投資家の立場によって異なりますが、私は満足しています。
というのも、投資期間、投資期間から年間の利回りをざっくり計算すると、11.1%となっているからです。
インデックス投資による年間利回りは7%を目標にしているので、11.1%は想定を上回っていて、満足しています。
ちなみに、年間利回7%はインデックス投資の書籍でよく引用される利回りです。
年間利回りの計算に用いたのは楽天証券の「積立かんたんシミュレーション」です。
最終積み立て金額に評価額+確定利益を、積立期間はインデックス投資の14年9ヶ月としました。
積立額は毎月1回の投資に加えて、年2回ボーナス時、その他の臨時収入時の追加投資があり、必ずしも毎月一緒の金額ではないですが、1年間を平均した場合は月70,000円の積立としました。
「積立かんたんシミュレーション」は毎月の積立額と積立期間、想定リターンから最終積立金額を計算したり、目標金額を達成するための積立金額の計算もできます。
これから資産運用を始めるための便利ツールなので、投資の目標を立てる際に利用してみてください。
インデックス投資のコツ
これまでインデックス投資で順調に利益を出せている理由は、次の2つだと考えています。
- 途中でやめなかった
- 市場の変化で投資額を変更しなかった
インデックス投資は長期で運用することが前提になるので、短期間でやめたり、一時の暴落でやめてしまうと、想定していたリターンが得られないことになってしまいます。
これまでリーマンショックやコロナショックを経験しても辞めずにずっと続けてきたことが今の運用成績になっています。
また、市場の変化で投資額を変更しないのは、いつが買い時で、いつが売り時か分からないらです。
市場の動きは投資を仕事にしているプロでも当てるのが難しいのに、素人やサラリーマン投資家が市場の動きを判断して利益を得続けるのは難しいです。
仮に一度や二度、相場を当てて利益を得たとしても、それを数十年単位で続けることはほぼ不可能です。
買い時、売り時がわからないから、タイミングをはからず、決めたルールにしたがってコツコツ投資してきました。
インデックスを買う投資
下のグラフはアメリカのダウ平均株価の推移です。
1980年から何回か下落や暴落を経験しながら、右肩上がりに上昇していることがわかります。
出典:世界経済のネタ帳
株価に暴落はつきものですが、いつ暴落するかはわかりません。
ただ、暴落をしても株価は長期的に見ると右肩上がりに上昇しています。
このことを利用して資産を増やすことができるのがインデックス投資です。
インデックス投資とは、その名の通り、インデックスに投資すること。
インデックスとは指標のことです。
株式なら日経平均、TOPIX、ダウ平均株価など、金融業界で使用されている指標があります。
この指標に連動するように作られているのがインデックス投資信託です。
例えば、日本の「TOPIX」に連動する投資信託は、「ニッセイTOPIXインデックスファンド」があります。
また、世界の先進国の株式全体の指標「MSCIコクサイ・インデックス」というものがあり、これに連動する投資信託は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」があります。
ある指標に連動する投資信託はコストや取引規模が異なるものが複数販売されていて、出来るだけコストが低く、資産総額が大きいものを選ぶようにするのがインデックス投資家です。
オススメのインデックス銘柄
これまで投資してきたインデックス銘柄は、主に日本以外の先進国株式、新興国株式、国内株式です。
海外債券については、外国為替で代用していて、以前はMMFを保有していましたが、メリットがなくなったので、FXによる外貨ポジションの保有で代用しています。
2006年からマネックス証券でインデックス投信を購入し始めました。
当時の記録を見返すと「日経225ノーロードオープン」と「トヨタ・バンガード海外株式」を同時に購入しています。
その後に購入をした投資信託はざっと以下の銘柄でした。
- ニッセイTOPIXインデックスファンド
- ニッセイ外国株式インデックスファンド
- SMT グローバル株式インデックス・オープン
- eMAXIS TOPIXインデックス
- eMAXIS 先進国株式インデックス
- eMAXIS 新興国株式インデックス
- eMAXIS 新興国債券インデックス
- NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信(ETF)
インデックス投資の銘柄選びではコストを出来るだけ抑えることになります。
投資信託のコストは、購入時と売却時の手数料、そして信託報酬です。
購入時と売却時の手数料は無料のものを選ぶのが基本なので、信託報酬を低く抑えている銘柄が出てきた際に、購入する銘柄を変更してきました。
現在買い付けている投資信託は以下の2つです。
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
先進国株式と新興国株式クラスとしての信託報酬は他のファンドと比べて低いので、インデックス投資を始める際には検討する価値あるファンドです。
オススメの証券会社
私がインデックス投資を行なっている証券口座は主にマネックス証券と楽天証券 です。
SBI証券もTポイントでの投資信託の購入のために口座を持っていますが、ほとんど使っていない状況です。
楽天ポイントをたくさんためているなら、ポイントで投資信託を購入できる楽天証券がオススメです。
マネックス証券は投資開始当初から口座を持っていて、マイページが見やすくて気に入っています。
楽天証券やSBI証券はお世辞にも見やすいとは言えないです。
ユーザーフレンドリーな点はマネックス証券が頭一つ出ていますね。
長く付き合う口座になるので見やすさは意外と大事ですよ。
オススメの書籍
私がこれまでにインデックス投資について参考にしてきた書籍です。
投資初心者でコツコツと資産を増やしたい方は参考にしてください。
インデックス投資家なら一度は読む名著です。
暗号通貨(仮想通貨)の運用成績
運用成績
暗号資産(仮想通貨)を運用しているbitFlyer、coincheck、GMO coinの運用成績をまとめたのがこちらの表になります。
投資額 | 現金 | 1,889,346円 |
ポイント | 9,102円 | |
評価額 | 2,250,412円 | |
確定利益 | 5,843,791円 | |
評価額+確定利益 | 8,094,203円 | |
利益 | 6,204,857円 |
現金による投資額は1,889,346円、ポイントによる投資額は9,102円で、保有している資産の現在の評価額は2,250,412円です。
投資額のポイントにはマネックスポイントによるビットコインの購入になります。
投資期間中に売却した確定利益5,843,791円と評価額2,250,412円を合わせた合計は8,094,203円。
8,094,203円から投資額を引いた利益は6,204,857円となりました。
ちなみに、確定利益のほとんどは2017年末のものです。
一般にバブルがはじけたと言われる前に別の投資資金を得るために売却をしました。
この売却のタイミグが偶然にも良いタイミングでした。
売却をし終わった後の2018年初めから暗号資産は下落して低迷期入ります。
ただその後も暗号資産への投資は続けていて、2019年からはビットコインの毎月積立を手動で行っています。
暗号資産(仮想通貨)
暗号資産とは、ブロックチェーンという新しい技術を基盤にした通貨(資産)です。
はじめに作られたのがビットコインで、その後に多くの暗号資産(アルトコイン)が作られています。
詳しい解説は書籍やネットの情報に譲りますが、暗号資産の投資商品としての注目度はどんどん高まっています。
今後も価値が高まると考えているので、数年前から少しずつ購入してきました。
暗号資産を知るきっかけになったのは、俣野さんの「トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」」です。
お金に対する全般のは内容なんですが、その中で暗号資産(当時は仮想通貨)に触れられているのが気になり、調べていくうちにその価値に期待を持つようになりました。
投資銘柄
現在保有している主な暗号資産はビットコインとイーサリアムで、ビットコインが7割りをしめています。
他にバイナンスコインも少し保有しています。
ブロックチェーンの技術が社会で一般的になる頃には、暗号資産の代表格であるビットコインとイーサリアムは今の価格よりもずっと高くなると考えているので5年、10年は売却せずにコツコツ買い付ける予定です。
オススメの取引所
私が口座を持っている取引所はbitFlyer、Coincheck、GMOコインです。
ビットコインやイーサリアムなど有名な暗号通貨を購入するならどの取引所でも大差はありませんが、手数料や購入できる単位は異なります。
数百円といった少額から始めるなら、GMOコインがオススメ。
bitFlyerはサイト経由で買い物をすると、ビットコインがもらえるユニークなサービスを提供しています。
Coincheckはマネックス証券のマネックスポイントをビットコインに交換できるサービスを提供しています。
トラリピ(FX自動売買)の運用成績
運用成績
トラリピ(FX自動売買)の運用成績をまとめたのがこちらの表になります。
投資額 | 4,102,255円 |
評価損益 | ▲ 211,418円 |
確定利益 | 938,657円 |
総合損益(評価損益+確定利益) | 727,239円 |
投資額は4,102,255円、評価損益は ▲ 211,418円、確定利益は938,657円。
確定利益から評価損を引いた総合損益は727,239円です。
インデックス投資が資産を積み上げていく一方、トラリピは為替市場の日々の上下変動を利用して、自動的にコツコツ利益を確定していく仕組みです。
したがって、トラリピで注目すべきは、評価損益よりも確定利益になります。
運用している通貨ペア
ゼロサムゲームである為替市場では通貨ペアを広く分散することが安定したリターンにつながると考えています。
私が運用している通貨ペアは7つで、投資額が増えればもう少し通貨ペアを増やしたいと考えています。
- AUD/JPY
- USD/JPY
- EUR/JPY
- CAD/JPY
- AUD/USD
- MXN/JPY
- ADU/NZD
各通貨ペアの詳しい運用内容やトラリピの設定は毎週のトラリピ運用成績報告に掲載しているので参考になればと思います。
FXで自動売買するならマネースクエア
為替の変動から不労所得、特にキャッシュフローが得られる自動売買のトラリピは、自分の時間をかけずに資産を運用することができる優れた投資方法です。
感情に流されることなくリスク管理をしながら、日々の確定利益を積み上げることができます。
私にとって、釣りざんまいな日々の実現のために、トラリピはインデックス投資と同じくらい有力な資産運用法の一つとなっています。
トラリピの仕組みについてはこちらの記事でまとめていますので参考にしてください。
オススメの書籍
マネースクエーでトラリピを始めるなら、おさえておく書籍はここに紹介した二冊です。
トラリピの基本を学ぶことができ、読みながらすぐに実践することができますよ。
経済的自由を得たその後について
私の資産運用の目的は経済的自由を得て、釣りざんまいな日々を過ごすこと。
その為には、資産から日々の生活のためのお金と、釣りのためのお金を継続的に得ることが必要となります。
私に向いている投資はインデックス投資であり、それに早く気づくことができたことで失敗せずにコツコツ投資を続けてきました。
そしてここ最近は暗号資産やトラリピに投資の幅を広げることで、利益をより増やすことができました。
全体としては想定を上回って、良い成績を得ているので、今後もインデックス投資をメインにしすつつ、暗号資産とトラリピで長期投資を続けて行きたいと考えています。
最後に、資産運用でリタイアした後の資産用についても少しずつ勉強しています。
リタイアした後は形成した資産でその後の生活費を得ることになりますが、一気に現金化するのではなく、資産の毎年売却しながら生活することになります。
売却する額の考え方はいろいろあるものの、資産を運用しながら、運用益よりも少ない売却額であれば資産を減らすことなく、必要な現金を得ることができます。
例えば、資産を年利7%で運用をしつつ、そこから資産の4%を毎年売却すれば、資産を減らすことなく、安心してリタイア後の生活を送ることができます。
この辺りは海外で実践している投資家の書籍が参考になります。
釣りざんまいな生活を送るための目標資産額にはまだ足りない状況ですが、会社を定年するまでには到達すべくコツコツ頑張っていく予定です。
これからもこのブログで、釣りざんまいに向けた資産運用を発信していきますので、私と同じ想いを持っている釣り人が資産運用する際の参考になればと思います。
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