注意:記事の最後にツイッターでいただいた修正コメントを紹介しましたので参考にしてください。
以下、オリジナル記事です。
IRONステーブルについて、先の記事では公式の解説を元にごちゃごちゃ書きましたが、実はもう少し単純なのかも?とうことで、図解してみました。
仕様と考え方は先の記事と同じなので基本はこちらで確認してくださいね。
発行するIRONの10%をICE、90%をUSDTで行う場合の例を考えてみます。
まず、現在示されているIRONステーブルv2の構想はこの図の通りです。
引用:IRON.Finance
この図の右側では、$1,000のIRONを発行するために必要なのは、少なくとも$1,000のborrow limitと$100のICEとなっています。
IRONステーブルが実際にどのような操作で発行できるかは始まってみないとわからないので間違ってるかもですが、90%分をIronLendに入れて、必要な10%分のICEは手元のICEを直接使って発行すると読み取れます。
ICE以外の90%をUSDTで担保する場合、担保率の上限(Collateral Factor)75%の90%で運用を想定すると、担保に入れるUSDTの67.5%をIRONの発行に使うことになりますね。
例として$1,000のIRONを発行する場合、$100のICEと$1,333のUSDTが必要となり、合計$1,433の資金が必要となります。
これを図解すると以下のようになります。
なお、担保率の上限の90%を前提にしましたが、余裕を持つならもう少し低くても良いと思いいます。
ステーブルコインだと価格の変動はほとんどないという前提だとあまり下げる必要もないかなと思いますが。
手元にICEを持っていなくて、ICEが値上がりすると想定するなら、IRONステーブルが開始されていない今のうちに必要なICEを買っておくのも選択の一つかもです。
あと、過剰担保で運用することになるので、運用するIRONのAPRが100%だとすると、IRON発行に使う資金のAPRは69.7%になりますね。
USDTだと7掛けくらいで考えておくのが良さそうです。
通貨ごとに担保率の上限(Collateral Factor)が異なるので、担保率の上限が低い通貨はさらに実質的なAPRは下がることになります。
追記
で、この考えはちょっと間違っている可能性があります。
ツイッターでコメントいただいたので、修正として貼っておきますね。
DiscordでICEの担保が必要な旨の説明があるんですよね、たぶん$500の担保が必要で、その上で100$分のICEは現物でもいいのかも? pic.twitter.com/i27WaSx2UM
— ヒヨコロ@DeFiの住人 (@hiyo2025) August 13, 2021
jssevarさんが言うには、IRON価値の50%のICEの担保が必要だということです。
jssevarさんはgov posterって、たぶん中の人かなと思います。違ったらごめんなさい。🙏💦💦 pic.twitter.com/BFFfKg8ziz— ヒヨコロ@DeFiの住人 (@hiyo2025) August 13, 2021
一律50%と読めますね…
だとするとIRONのハードルめちゃ高くて、明らかに$1以上の価値がないと誰もMINTしないような気がしてしまいます。
そのへんが腑に落ちないところです。だからほんとの開始時には10%とかのパラメータは変えてくるんじゃないかと想像してます。— ヒヨコロ@DeFiの住人 (@hiyo2025) August 13, 2021
おお、記事は間違いでしたね。修正コメントありがとうございます!
時間が取れなくて勉強不足でした。
一律50%って。。。
ハードル高いですねー。— アールグレイ@投資する紀州釣り師〜仮想通貨に集中〜 (@earl_grey_y) August 13, 2021
投資は自己判断で。
NFA
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