はじめに
仮想通貨(暗号資産)を貸して金利を得る方法を知っていますか?
IRONのIronLendで資金の貸し借りする方法をまとめたので参考になればと思います。
これから発行されるIRONステーブルでもIronLendが使われるようなので、操作方法をあらかじめ知っておくとスムーズに手続きできるはずです。
なおPolygonで仮想通貨を貸し出せるところにAAVE、Shushi(KASHI)やCreamFinanceがあります。
IRONは最近始まったので、貸出金利は比較的高く、それなりにリスクが高いということでもあります。
一方、IRONの借入金利は貸出金利よりも低いので、例えば、USDCを貸して、USDCを借りると、金利差部をもらえるといったこともできてしまいます。
借りられる資金は、貸した資金よりも少なくなりますが、それでも金利差を利用して稼ぐことができます。
資金規模が少ないと雀の涙程度ですが、資金規模が多いとそこそこ美味しい状況ですね。
少ないながら、USDCを借りて、そのUSDCを貸し出しておきました。
少しは効率的にICEを貯めらるんじゃないかと考えてます。
以下にIronLendで仮想通貨を貸し借りする方法を紹介しましたので参考になればと思います。
おまけとして、金利差を利用してUSDCを貸し出して、借りたUSDCを貸し出して、ICEを効率的に稼ぐ方法もまとめました。
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IronLendでUSDCを貸し出す
IronLendで資金を貸し出すのは簡単です。
BSCのVenusを使ったことがある人なら感覚的にできると思います。
まずはじめに、IRONの「Lending」をクリック。
IronLendのページはこんな感じです。
- SUPPLY:貸し出している資金
- SUPPLY MARKETS:貸し出しできる通貨の情報
- BOLLOW:借入している資金
- BORROW MARKETS:借入できる通貨の情報
例えばUSDCを貸し出したい場合、SUPPLY MARKETSのCollateralをクリックします。
すると以下のポップアップが出るので「Use USDC as collateral」をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。
USDCのCollateralが緑になったことを確認して、USDC部分をクリックします。
以下のポップアップが出てくるので、「Eable」をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。
貸し出すUSDCをSupplyに入力して「Supply」をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。
SUPPLYのパートにUSDCが追加され、SUPPLY MARKETSからUSDCの表示は消えます。
追加でUSDCを貸し出したい場合は、SUPPLYにいあるUSDCをクリックして、上記と同様の操作を行うことになります。
IronLendでUSDCを借りる
IronLendで資金を借りる場合は、まずBORROW MARKETSあるいはBORROWにあるUSDCをクリックします。
次にAmountに借りる数量を入力し、「Borrow」をクリック。
あとはMetaMaskの確認を行えばウォレットにUSDCが振り込まれます。
なお、各通貨で設定されている担保係数(Collateral Factor)は以下の通りで、清算のしきい値(担保率の上限)になります。
- BTC:65%
- ETH:65%
- ICE:20%
- MATIC:50%
- USDC:75%
- USDT:75%
借入資産の価値が貸出資産の担保係数を超える場合、資産の清算のリスクがあります。
借入額が最大担保額を超える場合は、ポジションの50%が清算されることになっているので注意が必要です、
USDCを借りて、USDCを貸し出す
この記事を書いている時点で、各トークンの貸出金利は借入金利より高くなっています。
USDCだと、SupplyのAPYは7.36%、BorrowのAPYは2.08%です。
ということは、借りたお金を貸すと、金利差分のお金をもらえるということになりますね。
仮に、USDC $10,000を貸し出して、USDC $6,000を借りて、そのUSDCを貸し出す場合について細かい部分を除いて試算してみました。
($6,000: USDCのBorrow Factor75%の80%を想定)
まず、$10,000を貸し出した時の報酬は、単純にAPY7.36%から計算すると、$736です。
一方、USDC $10,000を貸し出して、USDC $6,000を借りて、そのUSDCを貸し出す場合、貸し出している合計$16,000の報酬は、APY7.36%から計算すると、$1177.6です。
USDC $6,000を借りた金利は、APY2.08% から計算すると、$124.8。
なので、USDC $10,000を貸し出して、USDC $6,000を借りて、そのUSDCを貸し出す場合、実質的な報酬は、$1052.8(=$1177.6 – $124.8)となります。
したがって、USDC $10,000を貸し出して、USDC $6,000を借りて、そのUSDCを貸し出す場合の報酬$1052.8は、単純に$10,000を貸し出した時の報酬より、約1.4倍となります。
実際にはAPRは常に変動していますし、報酬のICEの価格変動もあるので、リスクに見合うだけのリターンがあるかはわかりません。
ただ、借りたお金を貸すと、金利差分のお金をもらえるという計算上の仕組みとして、使っても損はないのかなと思います。
最後に
これから発行されるIRONステーブルでもIronLendが使われるようなので、IronLendで資金の貸し借りする方法を把握しておけば、スムーズに手続きできるはずです。
ICEが暑い夏にしてくれるじゃないかと期待しています。
投資は自己判断で。
NFA
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