はじめに
この記事ではGnosis SafeのマルチシグウォレットのアドレスをPrysmにインポートする流れを紹介します。
Gnosis SafeをOpensSeaに接続できなくて困っていませんか?
それ、「Prysm」を使えば解決しますよ。
Gnosis Safeは誰でもマルチシグウォレットの環境を作れる優れたサービスです。
複数のアドレスで資産を管理できるので、コミュニティでマルチシグウォレットを運用することも多いと思います。
Gnosis Safeでは普通のウォレットアドレスでやれることはほとんどできるのですが、一部で利用できないこともあるので注意が必要なんです。
基本的にGnosis Safe内で「Apps」に登録されているサービスは問題なく利用可能です。
また、「Apps」になくてもWalletConnectで接続できるサービスはGnosis Safeのマルチシグウォレットを接続して利用可能です。
ただ、2022年11月現在、OpenSeaはGnosis Safeのマルチシグウォレットを接続できないです(公式Discord内で確認)。
NFTを取引するなら、OpenSeaは外せない存在なので、どうにか接続して売買をできないかなと思っていたんです。
この問題は、Gnosis SafeのマルチシグウォレットをPrysmへインポートすることで解決しまました。
経緯としては、Prysmの解説サイトで、既存のGnosis SafeをPrysmにインポートしたい場合は、運営へ連絡してと書かれたいたので連絡すると、このサイト「https://www.prysm.xyz/import」でインポートできることがわったという次第です。
この記事ではGnosis SafeのマルチシグウォレットをPrysmへインポートして、OpenSeaでNFTを売買する流れをまとめました。
Gnosis SafeをOpenSeaへ接続できなくて困っている人の参考になればと思います。
なお、Prysmでマルチシグウォレットを作ってNFTを購入する説明はこちらの記事でおこなっていますので、まだPrysmについて知らない場合はこちらを参考にしてください。
Gnosis SafeのウォレットアドレスをPrysmにインポートする
まず、Prysmのインポートサイト「https://www.prysm.xyz/import」にアクセスします。
表示される「+Import Squad」をクリック。
Squad Nameに任意の名前を入力し、Safe AddressにインポートしたいGnosis Safeのアドレスをコピペして、「Import」をクリック。
これでGnosis SafeのマルチシグウォレットがPrysmにインポートできました。
(拍子抜けするくらい簡単です)
設定したSquadの名前とGnosis Safeのアドレスが一致するか確認をしてください。
また、「Home」メニューでポートフォリをなどがGnosis Safeと一致ことが確認できます。
承認に必要なアドレス数(Member数)も引き継がれています。
なお、Prysmを使ってOpenSeaでNFTの売買をする流れはこちらの記事で詳しく説明していますので参考にしてください。
ここではOpenSeaでNFTを購入する流れを簡単に説明します。
まず「Proposals」メニューで「Adde proposal」をクリック。
「NFTs」メニューで売買が行えます
NFTを購入する場合は、「Buy NFT」を選択して、「NFT URL」にOpenSeaで購入したいNFTのURLを貼り付けます。
OpenSeaのリンクは個別のNFTサイトから入手可能です。
OpenSeaからリンクを貼り付けた場合、一番末尾の「/」を消さないとPrysmで認識してくれないみたいなので、注意してください。
無事にPrysmがNFTの購入サイトを認識したら、「Propose Purchase」をクリック。
この時は残高不足で購入手続きを進めることができなかったので、ETHを入金することにしました。
入金はインポート元のGnosis SafeのアドレスにETHを送れば、Prysmにもすぐに反映されることがわかりました。
NFTを購入に必要な額のETHの入金が終わると、PrysmのSatusで承認できるようになるので、「Approve」をクリックします。
あとは、こちらで示した手順でNFTを購入することができます。
最後に
この記事ではGnosis SafeのマルチシグウォレットをPrysmへインポートして、OpenSeaでNFTを売買する流れをまとめました。
Gnosis SafeをOpenSeaへ接続できなくて困っている人の参考になればと思います。
なお、Gnosis SafeのマルチシグウォレットはOpenSeaに接続できませんが、NFTのマーケットプレイスであるgemはWalletConnectを利用して接続できることを確認しています。
OpenSeaにこだわらない場合は、Prysmではなく、Gnosis SafeとWallet Connectで接続を試してみてくださいね。
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