【読書メモ】あなたは釣り人として自立しているか?「子供をのばすアドラーの言葉」読んで感じたこと

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岸見一郎さんの「子供をのばすアドラーの言葉」を読みました。

岸見さんを知ったのは、ベストセラーになった「嫌われる勇気」を読んでから。

その時からのファンです。

今回は、子育てに興味を持っているところに、

岸見さんの本が目にとまり、読んでみました。

子育てに迷っている大人のカウンセリングもしている岸見さんが書かれているので、

非常に説得力があり、興味深く読むことができました。

本の中で、子育て、教育の目標は「自立」であり、

その「自立」には下の3つの条件が示されています。

  • 自分で決められるか
  • 自分の価値を決められるか
  • 自己中心性からの脱却

1つ目は、自分で決められること、自分で決めなければならいことを自分で決められるようになることが自立するための条件。

2つ目は、ありのままの自分に価値があると思えること。

3つ目は、自分が共同体の一部であり、中心ではないということを知り、他の人は自分の期待を満たすために生きているわけではないということを知ること。

本の中では、教育というテーマで、子供が自立するために、

親がどのように子供に接するべきかをアドバイスしてくれています。

まず、勉強は子供の課題であると断言しています。

勉強は子ども自身が取り組まなければならない課題であり、

誰かのために勉強するというものではありませんし、

誰も子どもの代わりに勉強することはできません。

その上で、親ができることは、子どもが大人に援助を依頼できるように

親子関係をよくしておくことが重要と説いています。

そして、子供が取り組むべき課題である勉強に関して、

親は子どもを叱っても、褒めてもいけないと。

勉強していないからといって、叱ることは、子供の課題へ介入することであり、

勉強して良い成績をとって、褒めてしまうと、褒めないと勉強をしなくなってしまうからです。

「勉強しなさい」と叱ること、いい成績をとって「お小遣いをあげる」ことが

なぜいけないのか?

それは、勉強をすることで新しいことを学ぶ楽しさを自ら学ばなければ、

大人になった時に、勉強よりも大きな課題に取り組めなくなってしまうから。

褒められなくても、自分の課題へ取り組める自立した子どもに育つことを、

大人が阻害してしまうから。

自立した子どもを育てるときの参考にしたいと思います。

ところで、「自立した釣り人」とはどのような釣り人なんでしょうか。

自立の条件は以下の3つでした。

  • 自分で決められるか
  • 自分の価値を決められるか
  • 自己中心性からの脱却

「自立した釣り人」に言い換えると、こんな感じでしょうか。

1つ目は、自分で釣り場所を決められるか?自分で状況に応じて釣り方を決められるか?

2つ目は、自分の釣りに自信を持っていて、価値を感じているか?

3つ目は、自分だけが釣れればいいという考え方から脱却してるか?

あなたは、「自立した釣り人」ですか?

私はまだ、完全には自立していない釣り人です。

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