【読書メモ】影響力の武器 実践編(ゴミのポイ捨て問題に関して)

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少し前に読んだ「影響力の武器」の続編である実践編についての読書メモです。

「影響力の武器」は返報性や社会的証明といった人を動かしている原理について色々と参考になる書籍です。

以前にこちらの記事で釣りのと関連性を考えてみました。

今読んでいる実践編では特にブログを書く上で注意すべき内容があったので記載しておこうと思います。

それは社会的証明と釣り場のポイ捨て問題に関すること。

まず、社会的証明の原理とは“人は他の人たちが何を正しいと考えているかを基準にして物事を判断する”というものです。

そして、注意する必要があるなと思ったのは、「よくポイ捨ては禁止!」という宣伝や広告がありますが、この行為自体が逆にポイ捨てが日常的に行われていることを示してしまい、ポイ捨てに社会的証明を与えてしまうという危険性があるということです。

実践編ではこのように表現されています。

ポイ捨てが絶対に許されないと伝えること自体には問題ありませんが、それが日常茶飯事なのだと示してしまうと、ポイ捨てに強力な社会的証明を与えてしまうことになります。

ポイ捨をしないことを目的としているなら、「よくポイ捨ては禁止!」と書いたり、拾い集めたゴミの山を見せるのではなく、ゴミが無い綺麗な景色を示すことの方が好ましいようです。

実際、綺麗な観光地は一見何も対策していないように見えて、それでいてすごく綺麗なんですよね。

陰ながらゴミを拾っている作業員の方がいるのだと思うのですが、1日を通してゴミをせっせと拾っている風景はあまり見ないんですよ。

ということはポイ捨てすること自体がほとんどない状況だと思います。

街にゴミが落ちていなければゴミを捨てようとしないし、「ゴミを捨てないで」っていう看板すらない。

ポイ捨てをしないということに社会的証明を与えれば好循環になって、ゴミが減るんでしょうね。

たまにコンビニや高速道路路のサービスエリアのトイレで「綺麗に使ってくれてありがとう」という文句を見ることがあります。

あれは汚いトイレの使い方に対して社会的証明を与えないことを意味しているんだと思います。

みんな綺麗に使ってますよ!って。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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