はじめに
紀州釣り歴は8年を超えました。
釣りの費用って結構かかりますよね。
もし釣りの費用を投資にまわしていたらいくらになっていたんだろう?
振り返ってみたら結構な額を釣りにつぎ込んでいました。
8年間の釣行費用を全て投資にまわしたとしたらいくらになっていたのか?
計算するとその額は最低でも約385万円という結果になりました。
新車の車が一台買える額ですね。
釣りのコストを把握し直したからといって、釣りをやめたり、制限するつもりはありません。
なぜか?
私は紀州釣りをもっと上達したいと考えているので、釣りをしながらファイナンシャルフリーを早期に実現すること(アーリーリタイア)を目標にしています。
この目標を達成するには、限られた収入を釣りと投資に集中させること。これに尽きます。
今回の記事が釣りの腕をあげたい人、将来もずっと釣りを楽しみたい人、本気でもっと釣りにかける時間を多くしたい人のために参考になればと思います。
釣行費用の確認
1回の釣り費用ってどのくらい必要かちゃんと計算したことありますか?
詳細は過去の記事でまとめていて、紀州釣りだと大体1万5千円です。
釣行費用は節約の仕方次第で低く抑えられると思いますが、それでも交通費や食費を合わせると1回の費用が1万円を割るのはかなり難しいです。
餌や仕掛けなどの釣りに関する費用を節約しすぎて、釣果に影響すると本末転倒です。
1万円を割った釣行は釣りに影響するのでストレスが多くなるというのが、紀州釣りを8年間してきた実感です。
また、週末釣り師なら月に2、3回は行きますよね。
私は娘が生まれるまでは3回ほど行ってました。
ということは1ヶ月3万円以上は使ってたことになります。
年間だと36万円です。
ちなみに今回の計算は少なくともどのくらいの金額を釣行に使って来たかを把握するためなので、1回の釣行費用に加えて、竿、リール、バッカンなど高額の釣り用品も別に購入しているので、全ての釣りのコストとしては年間40万円を超えている計算になります。
釣行費用を投資にまわした結果
私が紀州釣りを始めたのがだいたい8年前。
毎月の釣り費用をもし投資にまわしていたらどうなっていたのかを計算してみました。
計算に必要なのは、毎月の投資金額(釣行費用)、想定利回り(年利)、投資期間です。
毎月の投資金額は上で書いたように3万円。
想定利回りは7%としました。
投資期間は釣り歴である8年間です。
ここで想定利回り7%についてちょっと説明しておきます。
投資は一般的に、ローリスク、ローリターンであり、ハイリスク、ハイリターンです。
自身が実践しているインデックスによる長期投資はミドルリスク、ミドルターンの投資になります。
リスクは中間、リターンも中間といった投資です。
インデックス投資による長期投資の年間利回りは一般的におおよそ7%で運用できるとされています。
これは投資金額が2倍、3倍になるようなハイリスク、ハイリターンの投資とは違うということです。
私の過去の運用実績からも7%という実績を持っています。
なので、想定利回りを7%というのは妥当な数字ということがわかります。
確定拠出年金の運用状況チェック
拠出開始以来の利回り:7.29%
掛け金割合
✅国内株式:30%
✅外国株式:30%
✅国内債券:20%
✅外国債券:20%長期投資の目標利回7%に戻ってきました。
一度落ちた後なので利回りはここから少し上がると予想。 pic.twitter.com/LMtbqFMMow
— アールグレイ@子育て真っ最中の紀州釣り師 (@earl_grey_y) July 26, 2020
年間7%のリターンで売ることなく買い続ける(複利運用)とどうなるか?
このような計算はエクセルで数式を立ててもいいんですが、簡単に計算してくれるサイトが数多くあります。
今回は楽天証券のシミュレーションサイトを使用しました(どのサイトを使っても基本的には同じです)。
結果がこちら。
月3万円をインデックス投資で平均利回り7%の8年間の長期投資を実施戦すると、約385万円を得られたとこになります。
詳細はこちら。
- 投資元本:2,880,000円
- 運用収益:965,965円
- 資本元本と運用収益の合計:3,845,965円
- 毎月積み立て額:3万円
- リターン(想定利回り):7%
- 投資期間:8年
アーリーリタイアを目指している投資家からすると約385万円は決して少なくない額ですね。
運用収益については約97万円も得ることが想定されます。
なお、金利が0.001%とかの銀行預金だけしている人にとって、7%とのリターンは信じられないかもしれませんが、これは知っているか知らないか、実践しているかしていないかの差であって、特殊な知識や多額の資産を必要とする話ではないです。
というのも、わかりやすいインデックス投資の書籍はたくさん出ていますし、インデックス投信の購入は100円あれば可能だからです。
誰でも読める書籍を理解して実践するのに特別な専門知識は不要です。
ここでインデックス投資の詳細はしませんが、興味がある方はこちらの記事で紹介した書籍が参考になります。
釣りと投資を並行する理由
8年間の釣行費用を全額投資にまわしたら最低でも約385万円を得られたという結果が出ました。
このような多額の資産を手に入れられたはずなのに、それでも釣りに行くのはなぜか?
アーリーリタイアすることだけを目指しているなら、釣りの費用も投資にまわせばその分だけ早く目標額に到達することができます。
でもそうすると今釣りに行けなくなってしまいます。
今の釣りを将来にまわるすことは、今を楽しむことを放棄するということ。
私は今の釣りを楽しみにながら、アーリーリタイアするという選択をしています。
なぜか?
紀州釣りが上手くなりたいからです。
紀州釣りは1回の釣行でマスターできるような釣りではなく、基本知識を習得して、回数を重ねて経験を積むことで上手くなる釣りです。
8年間ずっと紀州釣りをしていてもまだまだ紀州釣りの奥深さに魅了されています。
人生でこんなにも面白い!極めて見たい!と思った趣味は過去も今もないんです。
そんな紀州釣りを上達するには時間が必要です。
今からやっていないと、年を取ってから始めていると時間が足りません。
紀州釣りを極めるには、釣りをする時間を多くとりたい。
そのためには今の時間を使いながら、将来は経済的自由になって時間を自由に使えるようになり、そして釣りに時間を増やす必要があります。
釣りの時間を増やすために経済的自由になるには選択肢がいくつかありますが、一般的なサラリーマンが経済的自由を手に入れるためにはインデックス投資による長期投資が王道なやり方。
経済的自由になるまでは釣りとインデックス投資に集中する。
これが私のスタンスです。
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釣りと投資以外の生活コスト見直しのススメ
では、釣りと投資に集中するために必要なものは何か?
それは、釣りと投資以外もコストは可能な限り節約することです。
もちろん家族が生活する上で必要な費用を除いてですが、それ以外は極力コストをかけないということが必要になってきます。
仮に釣りの費用と同じような額が生活費以外にあれば、それは見直す価値ありということです。
私は釣りに行きながら、そのほかの費用を削減しまくって、捻出したお金をほぼ全て投資にまわしています。
毎月の投資についてはこちらで紹介しています。
コストを削減する上で基本的なこととしては、タバコ、パチンコ、競馬、宝くじはやらないこと。
私は飲み会も本当に必要な飲み会しか行きません。
タバコ、パチンコ、競馬、宝くじは投資家にとって浪費以外の何ものでもない。
タバコは本人の健康への影響が大きい上に、周りに暮らす人の健康へも迷惑をかけるし、金銭的費用がかかるので、釣りを楽しもうとするなら真っ先にやめるべきものの一つです。
その他にパチンコ、競馬、宝くじを投資対象として考えた場合、ハイリスク、ハイリターンであり、胴元が儲かる仕組みなので素人が長期にわたって利益を出すことはほぼ不可能です。
同じ投資をするなら、リスクを低く抑えて、長期的にリターンを得られる投資先に変更すべきです。。
タバコ、パチンコ、競馬、宝くじにお金をつぎ込んでいるなら、その分をインデックス投資にまわしながら、釣りに集中することをオススメします。
釣りを楽しむ費用を削ることなく、他に浪費している費用で将来の釣りや豊かな生活に投資することができます。
まとめ
今は長期投資を始めるにはかなり恵まれた環境がそろっています。
インデックス投信は100円から手数料なしで購入できますし、口座開設はネットで完了して維持費も無料。
やらない理由がないと思うんですが、やっている人はまだまだ少ないんですよね。
セミリタイアを目的にしなくても、将来にわたって釣りを楽しむ、釣りの技術を深めたいなら、時間とお金が必要です。
時間は人生のステージによって自由な時間が持てたり、持てなかったり。
ただ、自由な時間があってもお金がないと釣りに行けません。
お金を有り余るほど持っていて日々のストレス発散のためや、現実逃避のためにダラダラと釣りすることを目的としているならインデックス投資はオススメしません。
一方、釣りをこの先もずっと楽しく続けたいと本気で考えているなら、今からインデックス投資を始めることをお勧めします。
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