はじめに
Polygonにビットコイン(BTC)を送金して、USDCを借りる方法を紹介します。
具体的には、以下の流れになります。
- BINANCEでBTCをWBTC にSwap
- BINANCEからイーサリアムにWBTCを送金
- イーサリアムからPolygonにWBTCを送金
- PolygonのAAVEでWBTCを預けて、USDCを借りる
少し前のIRONは、この方法でUSDCを借りて投資していたんですが、事件の後にすぐに撤退となりました。
IRONは崩壊してしまいましたが、PolygonでUSDCを借りて運用する方法は今後も役に立つはずなので、まとめておこうと思います。
ちなみに、以前の記事で書いたWETHを預けてUSDCを借りる方法とほぼ同じです。
ただ、PolygonへBTCを送る場合、BTCをPolygon Walletで直接送ることができないところがETHと異なるところです。
BTCをPolygonに送金する場合、BINANCEでBTCをWBTCにしてからイーサリアムに送って、Polygon WalletでPolygonに送ることになります。
BTCをWBTCに変える一手間がかかりますが、これが一番確実な方法です。
これからBTCをPolygonで運用したい人にとって参考になればと思います。
BINANCEでBTCをWBTCにSwapする
はじめにPolygonで運用したBTCをBINANCEに送金してWBTCにSwapします。
もしBSCのBTCBをPolgygonで運用したい場合は、BINANCEに送金してておいてください。
BINANCEの口座でBTCが準備できたら、メニューのファイナンスから「流動性スワップ」を選択します。
続いて「スワップ」タブを選択。
売却に「BTC」を選んで、購入に「WBTC」を選択し、売却するBTCの数量を入力します。
最後に「スワップ」をクリック。
これでWBTCを準備できました。
BINANCEからイーサリアムアドレスにWBTCを送金する
次に入手したWBTCをBINANCEからイーサリアムアドレスに送金します。
まずBINANCEの口座で、ウォレットの「現物」を開きます。
上部メニューの「出金」をクリック。
通貨に「WBTC」を選択し、アドレスに自分のイーサリアムアドレス(MetaMaskのアドレス)を入力、ネットワークに「ERC20」を選択、出金額を入力して「出金」をクリック。
(絶対にERC20を選択してください)
確認画面が出るので「次へ」をクリック。
2段階認証を行なって出金してください。
それほど時間かからずにイーサリアムに着金しますので、MetaMaskで確認します。
Polygon BridgeでWBTCをPolygonに送金する
次に、Polygon公式のウォレットPolygon Walletを使用してイーサリアムからPolygonにWBTCを送金します。
ちなみに、イーサリアムを使うので、ガス代としてETHが少し必要です。
ウォレットにイーサリアムにETHが入っていない場合は、BINANCEから少し送金しておきましょう。
まずPolygon WalletにMetaMaskを接続します。
次にAppsをクリックして、「Polygon Bridge」を選択。
Fromが「Ethereum」、Toが「Polygon」であることを確認し、送金したいWrapped BTCの数量を入力して、「Transfer」をクリック。
警告文を確認して「Continue」をクリック。
続いてガス代の確認画面が出るので「Continue」をクリック。
(イーサリアムのガス代が安くなったので助かります)
送金内容を最終確認して「Continue」をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので、「確認」をクリック、
これでPolygonへのブリッジが始まります。
表示がCompletedになったら、Polgyonへの送金が完了です。
この記事を書いている時点で2回利用して、トラブルなしに送金できています。
ちなみにWBTCのコントラクトアドレスは以下となります。
0x1bfd67037b42cf73acf2047067bd4f2c47d9bfd6
着金したWBTCがMetaMaskに表示されない場合は、手動でコントラクトアドレスからトークンを追加してください。
具体的位には、「トークンの追加」で、トークンコントラクトのアドレスに上記のアドレスを貼り付けて追加します。
AAVEでWTCBを預けて担保にする
PolgyonにWBTCが届いたら、次はAAVEでWBTCを預けて担保にします。
まず、AAVEを開いたら、画面右下で言語を選択しましょう。
次に、MetaMaskの接続をおこないます。
続いて、市場で「POLYGON」を選択します。
ちなみに、Polygonではガス代として$MATICが必要となるので、事前に入手しておいてくださいね。
AVVEにウォレットを接続したらメニューの「預入」をクリック。
続いて、資産リストからWBTCをクリック。
入金する数量を入力して、「Continue」をクリック。
続いて「承認」をクリック(利用が初めての場合だけ)。
MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。
入金をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので「確認」をクリック。
これで入金が完了です。
預け入れたWBTCはダッシュボードで確認ができます。
AAVEでUSDCを借りる
次に、AAVEでUSDCを借ります。
メニュの「借入」をクリック。
続いて「USDC」をクリック。
USDCの量を入力して「Continue」をクリックします。
私は健康指数2.02になる金額を借りました。
借入額は担保の40%くらいです。
ちなみに、借入額が多いと、担保に出している通貨(BTC)の価格が下落した時に、BTCが清算されてしまうので、借りる量は注意が必要です。
USDCの場合、担保の80%まで借りることができて、85%になると清算されてしまします。
担保の40%のUSDCを借りていた場合、担保の価値が半分になると、借りているUSDCは担保の80%になります(USDCの価値は変わらない)。
なので、担保の40%(健康指数が大体2)であれば、BTCが半分に下落するまで耐えられるといことになります。
操作に戻ります
続いて「変動型APY」をクリックして「Continue」をクリック。
確認画面が出てくるので、「借入」をクリック。
MetaMaskが確認を求めてくるので、「確認」をクリック。
これでUSDCの借入が完了です。
最後に
借りたUSDCの運用先としては、AuguryやPolycatで単品Stakeできます。
デポジットFeeを取られますが、ステーブコインでもAPR100%超えてるので検討の価値ありですね。
なおBTCをWBTCにSwapして送金するならBINANCEの口座があると便利です。
まだ口座を持っていない場合はこちらかどうぞ。
投資は自己判断で。
Not financial advice (NFA)
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