プラスチック製ストローの廃止で釣具に使われているプラスチックは今後どうなるのか?仕掛けはウキトリパラソル で回収!

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はじめに

マックやスタバがプラスチック製のストローを廃止することがニュースになりましたよね。

マックではストローだけでなく、ハンバーガーを包む包装紙や箱、袋など、提供する全てのパッケージや製品をリサイクル可能な資源に切り替えることを目指しているようです。

その他に、アメックスは海洋ゴミを使ったカードを作ったり、空港ラウンジで使われているプラスチック製品の使用を廃止するそうです。

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マイクロプラスチック問題

そもそも、プラスチックごみについては、マイクロプラスチックというものが環境に与える影響が問題になって来ています。

このマイクロプラスチックは以下のように定義されています。

環境中に存在する微小なプラスチック粒子であり、特に海洋環境において極めて大きな問題になっている。一部の海洋研究者は1mmよりも小さい顕微鏡サイズのすべてのプラスチック粒子と定義しているが、現場での採取に一般に使用されるニューストンネットのメッシュサイズが333μm (0.333 mm) であることを認識していながら、5 mmよりも小さい粒子と定義している研究者もいる。

引用元:ウィキペディア

マイクロプラスチック問題とは、海洋生物がマイクロプラスチック自体と、それに付着した有害物質(PCBやDDTなど)を摂取し、生物濃縮によって海鳥や人間の健康にも影響することが懸念されています。

まず、物理的な面ですが、小さな生物については、マイクロプラスチックが物理的異物として働く(粒子毒性)可能性がまず考えられます。ポリスチレン微粒子の曝露(ばくろ)により牡蠣(カキ)の再生産能力が低下したりすることが報告されていますし、ナノサイズ(20nm)のプラスチックが細胞膜を通過して生物組織へダメージを与えることも示唆されています

化学的には、メダカに汚染物質が吸着したマイクロプラスチックを砕いて与えると、メダカの肝機能に障害が出たり、肝臓に腫瘍ができるというようなことが実験的に確かめられています。野生でも、プラスチックを摂食した生物体内への有害化学物質の移行が懸念されていて、ごく最近、ベーリング海のハシボソミズナギドリの脂肪へPCBなどが蓄積されているのが確認されました

引用元:第4回 マイクロプラスチックの健康への影響は?

釣りにおける心掛け

こんな世界的な流れがある中で、釣り業界はどうなのか?

釣りに使われる仕掛け(ウキ、カゴ、ルアーなど)はロストしてしまうと直接海に流れてしまうので、少なくない影響があると思います。

日本釣用品工業化でも環境への取り組みをされているようで、今後の取り組みも注目です。

とは言っても、釣具の環境が急に変わることはないと思うので、個人的には仕掛けをロストしないことを心がけるのが重要になってくると思います。

ロストしそうになったら、できる限り回収するといった心掛けが必要ですね。

ウキトリパラソル

私の場合、高切れした時に仕掛けを回収する下の図のようなパラソルを竿ケースに常備しています。

これは仕掛けが高切れした時にウキを回収するもので、非常に役立つアイテムです。

チヌ竿で使用するときはパラソルの重さで竿が折れないように気をつける必要がありますが、キャスティングの基本が身についていて、コツを掴めば遠投もでき、遠くに流れたウキを回収できます。

環境保全の観点からも持っておいて良い道具だと思います。

<使い方>

ウキトリパラソル

切れた道糸をウキトリパラソルに結びます。

ウキトリパラソル

ウキトリパラソルをウキよりも遠くに投入し、ロッドを立てゆっくり水面を引いてきます。その際、道糸とウキが重なるようロッドを左右に倒しながら引くと、ウキがすくいやすくなります。

ウキトリパラソル

ウキがウキトリパラソルの中に入ったら、ゆっくり同じ速さでリールを巻き、ウキを回収します。早く巻き上げすぎると、回収したウキが飛び出すことがあります。

引用元:DAIWA

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