【初心者向け】紀州釣りに適した釣り場所を見つけるために知っておくべき3つのこと

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はじめに

紀州釣りに適した釣り場所とはどういう所なのか?

紀州釣りをする釣り場所はどのようなタイプがあるのか?

実際に、適した釣り場所をどのように探すのか?

紀州釣りに適した釣り場所を見つける時って、

色々な条件がありすぎて迷いますのよね。

そこで、これから紀州釣りの場所を探そうとするときに知っておくべきこととして、

「釣り場所を選ぶときの判断要素」、

「タイプ別に見た釣り場所の特徴」、

「適した釣り場所を探す方法」の3つに分けて解説しました。

釣り場所を選ぶときの判断要素

足場の状態

紀州釣りは、パイプ椅子やクーラーボックスなどを配置して、

釣り座を作って団子を投げる釣りです。

そのため、釣り座を構える足場は平坦で、

安定しているコンクリートの足場がベスト。

砂地や石がゴロゴロしていると、

椅子やクーラーボックスが不安定になり、

ストレスを抱えたまま1日を過ごすことになってしまいます。

砂地だと雨が降るとぬかるみになり、泥だらけになって今います。

潮の流れ

潮は、団子や仕掛けのコントロールができるくらいに

ほどほどに流れていることが、釣り場所を選ぶ条件になります。

ある程度の潮の速さは、ハワセを使用して対応できますが、

あまりに潮が速いと、団子と仕掛けのコントロールができずに、

チヌがいるのに釣れないということになってしまいます。

水深

水深は竿1本以上(5メートル以上)は欲しいです。

これより浅くても釣れる経験はありますが、

視覚的なプレッシャーがかかるので、近投では難しくなります。

海底の状態

紀州釣りの場合、底でチヌを集めて釣るので、

障害物がない砂地がベストです。

岩場や海藻が多い場所は、

仕掛けが引っかかるので難しくなります。

また、海底が平らではなく、凹凸があったり、

急斜面になっている場所では仕掛けのタナが安定せず、

団子を一箇所に集めずらくなります。

その他

釣り場所を選ぶ上で、近くにコンビニがあれば

食料や飲料に次いての問題は解決できますし、トイレがあれば安心です。

1日中釣りをする場所なので、気持ちよく釣りをするために、

できるだけ便利な場所を選びたいところです。

タイプ別に見た釣り場所の特徴

岸壁

淡路島

紀州釣りを始める時に、1番オススメする釣り場所のタイプは

岸壁の車横付けできる場所です。

メリットとしては、車が横にあると、

道具の持ち運びに体力を使わなくて済みますし、

急な天候の悪化や炎天下の日差しから非難するのに車が近くにあると便利です。

また、岸壁であれば、コンビニやトイレが近くにあることが多いです。

比較的水深が浅い場所が多いですが、

埋立地などの岸壁だと水深が深い場所もあります。

デメリットとしては、釣りをしやすいので、

他のタイプの釣り場所よりも子供連れのファミリーがなど、人が多くなりがちです。

また、地元の人の散歩コースにもなっていたりするので、

地元の人から声をかけられやすいです。

地域によりますが、話が長く、

1時間くらいしゃべり続ける地元の人に遭遇した時は悲劇です。

とは言っても、地元の人は周辺の釣り場の情報に詳しい人もいるので、

情報収拾の一環として話をすることができるのも、岸壁のメリットでもあります。

堤防

岸壁の次に紀州釣りのメインの釣り場所になるのが堤防です。

基本的に、堤防は港にあり、内向きは潮の流れが穏やかで、

安定している場合が多く、外向きは波が高いという条件の違いがあります。

紀州釣りの場合、堤防先端よりも、

潮の流れが安定している先端から少し根元に戻った場所や、

中間地点、付け根のあたりまでの場所がポイントとなります。

また、堤防は周辺環境によって大きく2つに分かれます。

一つは、川沿いの堤防。

もう一つは、川沿いではない堤防。

川沿いの堤防は潮がかなり速くなり、

紀州釣りが成り立たなくなる場合が多いです。

雨の後には川から濁った水が流れてくるので、

濁りすぎている場合や、水位が増して水潮になっている場合は、

釣果に影響してしまいます。

一方、川沿いでない堤防では、

川の影響を受けないので比較的釣果は安定しています。

ただ、近くに砂浜があると、

風が強い日は波で砂浜からの濁りが流れてきてしまいますので注意が必要です。

なお、車から釣り座までは釣り道具を持ち運ぶ必要があるのが岸壁と異なる所です。

紀州釣りの道具の持ち運びに便利なキャリーやワゴンはこちらの記事を参考にしてください。

テトラポッド

テトラポッド

テトラは基本的に堤防や岸壁の外海に向かった場所に設置されていることが多いです。

足元が悪ことから、釣り座のセッティングには岸壁や堤防などよりも難易度が高くなり、

水箱やライフジャケットなどの装備が必要になってきます。

私はテトラからの釣りは数えるほどしかしていないですが、

情報収拾している限り、竿を出せれば良い釣果が期待できます。

難点は、足場が悪いことに加えて、釣った魚の取り込みの難易度も上がること。

岸壁や堤防とは違い、釣り座のすぐ近くまでテトラが沈んでいたり、

海藻が茂っている場合が多く、チヌの取り込み時には長いタモを使う必要があります。

釣り場所を探す方法

インターネットで見つける

地元の人が運営するサイトだと、マイナーな釣り場所でも色々と情報を記載してくれたりします。

たまに釣り人のブログやSNSで釣り場所が特定できる記事がアップされている場合は参考になります。

個人的にはブログやSNSに載っている写真を手がかりに、釣り場所を特定する手法をとっています。

雑誌で見つける

雑誌で紹介されている場所は有名な場所が多いですが、情報が正確で、その場所の特徴を把握しやすいです。

読んで人が多いので、訪れる釣り人が多く、場所取りの競争も激しくなりますが、一方で釣り人が多いので、情報交換の場としてのメリットはあります。

チヌ釣り師の必読の雑誌といえば、「ちぬ倶楽部」ですね。

現地の釣具屋に聞く

現地の釣具屋さんを訪れた時に、直接聞くことができれば親切に教えてもらえます。

店員さんは、自ら釣りをしている場合もありますし、

地元の方の釣果にアンテナを張っている釣具屋なら良質な情報が集まってきています。

地元の釣り人に聞く

現地の釣り場所で地元の人に会ったら、

とりあえず情報交換することはその地域の釣り場所を把握するに有効な手段です。

ただし、実際に釣りをやっていない、

あるいは引退した人の話は昔話の場合があるので要注意です。

実際に竿を出している現地の人から得られる情報は良質な場合が多いです。

このブログで釣り場所を公開しない理由

釣り場所は釣り人の財産

自分が釣りをする場所は誰もが大切にしたいと思っていますよね。

そもそも、それはなぜかというと、

釣り場所は釣り人にとって貴重な財産だからです。

初めての場所では自分の腕が試されますし、

そこで得られた釣果は時間と費用をかけて得られた貴重な情報、財産となります。

自分の銀行口座などの金融財産(情報)をネットで後悔することは基本的にしませんよね。

釣り場所も情報、財産なので、ネットで公開することはできません。

そして、面識のない方からの釣り場所を教えて欲しいという問い合わせには、

丁重にお断りしています。

どこの誰だかわからない人に、自分の資産がいくらあるか聞かれても、

教える人はいないでしょう。

釣り場所を公開することについて

雑誌や新聞では釣り場所を公開していますよね。

これは原稿料をもらっていたり、釣具屋の宣伝が垣間見えます。

釣り情報の一環といて釣り場所を紹介することで

経済的メリットを受け取っていると考えられます。

雑誌に載っている場所はその地域の有名な場所であり、

広く知られていて、多くの釣り人が竿を出しています。

一方、個人のブログで雑誌と同じような感覚で釣り場所を公開してしまうと、

色々問題が出てきます。

まず、個人のブログで釣り場所を公開しても、経済的メリットは受け取れません。

そして、釣れている場所がわかれば、竿を出したくなるのが釣り人の性質ですよね。

なので、公開された場所には多少なりとも、より多くの釣り人が訪れるようになります。

釣り人が増えると、場所に入りにくくなったり、

魚が釣れにくくなったり、ゴミ問題が出てきたりと、

有名な釣り場所と同じ道をたどる可能性が高くなります。

個人がブログに釣り場所の情報を公開する場合は、

このようなデメリットよりもメリットがあると判断した場合だけにとどめた方が良いと思います。

個人のブログで釣り場所を公開する目的として、

アクセス数をあげたい、釣り仲間を増やしたい、

自己満足したいということが上げられますが、

その一方で、上記のような問題が起こることを認識する必要があります。

このような考えから、一人の釣り人として運営するこのブログでは、

釣り場所の公開はしないことにしています。

ただし、釣りの楽しみを共有したいと考えているので、

釣り場所を見つけるためのノウハウや、

釣りの技術に関する紹介は積極的に行いたいと思います。

まとめ

最後に、釣れている場所の情報は参考になりますが、

釣れていない場所の情報は参考にならないのでしょうか?

釣れていないからといっても、その釣果は釣り人の技術が低いだけなのか、

そこに魚がいなかったのかは、わかりません。

なので、ある場所で釣れていないという情報から、

そこで自分も釣りをした時に釣れないと判断することはできないのです。

やはり、釣り場所は自分で実際に竿を出して探す必要があると考えるべきです。

釣り場所を探す上で、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

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