Celestiaの概要とネイティブトークン「TIA」を入手してステーキングする流れを解説

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はじめに

この記事では、モジュラーブロックチェーンとして注目されているCelestiaの概要とネイティブトークン「TIA」の入手、およびステーキングの流れを紹介します。

Celestiaの概要

Celestiaは、モジュラーブロックチェーンとして、データの保存・検証に特化したブロックチェーンで、その目的はブロックチェーンのさまざまな機能を分けることによって効率を向上させることが特徴です。

モジュラーブロックチェーンは、レイヤー1ブロックチェーンの機能(データの検証・保存、合意形成、トランザクションの実行、実行結果の確定と紛争解決)を分離し、スケーラビリティを大幅に改善することが期待されています。

Celestiaの特徴の一つは、Data Availability Sampling(DAS)という技術を使用していることです。

DASによってデータが正しく利用可能であること(Data Avalilability)をより効率的に検証することで、低コストなブロックチェーンの運用を可能にします。

イーサリアムとの比較では、現在のイーサリアムでは、L2でトランザクションを実行し、L1でそれらをまとめて検証する手法が主流ですが、この手法の代表例であるRollupは、L1のセキュリティを継承しつつ高いスループットを実現できるものの、トランザクションの低コスト化は十分とは言えないのが現状です。

これに対して、Celestiaはデータの保存・検証に特化し、それをL2の基盤とすることで、より低コストかつ柔軟な実行環境を提供します。

また、CelestiaはCosmos SDKを使用して構築されています。

Cosmos SDKは、ブロックチェーンを構築するためのフレームワークで、開発者が独自のブロックチェーンを容易に作成できるように設計されていて、異なるブロックチェーン間の相互運用性が向上し、ブロックチェーンが互いに通信しやすくなっています。

Celestiaは2023年9月に、ネイティブトークンとしてTIAをローンチし、メインネットの運用を開始しています。

以下ではTIAの入手方法と、そのTIAをCelestiaでステーキングする流れを紹介します。

Celestiaのネイティブトークン「TIA」を入手する

TIAを入手するにあたり、事前準備として国内取引所とウォレットKeplrのインストールが必要になります。

この記事では、国内取引所のGMOコインでATOMを入手、そのATOMをKplrのアドレスに送付してTIAに交換します。

Keplrのインストールはメタマスクと同様にChromeの拡張機能で行います。

ATOMの送金についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

 

まず、ATOMをGMOコインで入手する際は、取引所の銘柄で「コスモス(ATOM)」を選択し、成行(時価で購入)あるいは指値(価格指定で購入)を選んで、取引数量を入力して買い注文を行ってください。

ATOMを購入したら、暗号資産の送付の画面でATOMを選択して、Keplrのアドレスに送付します。

送付先アドレスはKeplrの「Copy Addres」をクリックして、Cosmos Hubのアドレスになります。

コピペして使用してくださいね。

GMOコインから送付が完了したら、KeplrのATOMに数量が反映されます。

続いて、OSMOSISのサイトにウォレットを接続して、メニューの「Assets」でATOMの「Deposit」をクリックします。

OsmosisにデポジットするATOMの数量(送付したATOMの数量)を入力して「Deposit ATOM」をクリック。

Keplrが立ち上がるので、Approveをクリックします(ガス代はATOMで支払われます)。

OSMOSISの「Assets」にデポジットしたATOMが反映されていることを確認してください。

続いて、メニューの「Swap」でATOMをTIAに交換します。
ATOMの数量を入れて、「Swap」をクリック。

Keplrが立ち上がるので、「Approve」をクリックしてください。

ちなみに、ガス代はOsmosisで持っている暗号資産を選択して利用できます。

これでTIAの入手が完了です。

Celestiaで「TIA」をステーキングする

続いて、TIAをCelestiaに送って、ステーキングする流れを紹介します。

まず、OSMOSISの「Assets」でTIAの「Withdraw」をクリックします。

Keplrが立ち上がるので「Approve」をクリック。

OsmosisからCelestiaへ送るTIAの数量を入れたら、「Withdraw TIA」をクリック。

Keplrが立ち上がるので、「Approve」をクリック。

ここでもガス代に使用する手持ちのトークンを選ぶことができます。

続いて、KeplrのDashboardにアクセスします。

アクセスは、Keplrの「Manage Portfolio in Keplr Dashboard」をクリックしてください。

Keplr DashbordがChromeで開いたら、左側メニューの「Stake」を選択します。

続いて、Celestiaを選択します。

TIAをステーキングするバリデータを選択します。
(バリデータはVoting PowerやCommission、公式サイトやSNSなどを参考に選んでください)

バリデータを選んだら、「Stake」をクリック。

続いて選んだバリデータによっては以下のような表示が出ますが、ここでは「Continune Staking」をクリック。

「Stake」をクリック。

Keplrが立ち上がるので「Approve」をクリック。

これでTIAのステーキングが完了です。

最後に

この記事では、モジュラーブロックチェーンとして注目されているCelestiaの概要とネイティブトークンの「TIA」の入手、およびステーキングの流れを紹介しました。

Celestia、モジュラーブロックチェーンを知るきっかけになればと思います。

GMOコインは暗号資産をKeplrなどのウォレットに送付する際の出金手数料が無料です。

ATOMも料無料で送付できますよ。

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