目次
はじめに
みんなの力を合わせて国内最大のNounsホルダーになることを目的としたプロジェクト「pNouns」が立ち上がったので、現時点での概要を書き殴りました。
pNounsは、みんなの力を結集して、究極のDAOと言われるNouns DAOへ参加するために「Nouns」をオークションで落札しようとするプロジェクト。
国内最大のNounsホルダーになるという高い目標があり、複数のNounsを落札するための資金をこれから集めることになります。
初めて私がpNounsの構想を知った時のツイートがこちら。
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VoicyでもアナウンスされたpNouns NFTのまとめpNounsNFTの大きな目標(大風呂敷)
🟠1体約60ETHのNounsを合計3-5体ほど購入し、Nouns本家で発言権を持つこと🟠Nounsのトレジャリー(60-80億円)を財源として国内NFTを盛り上げる@paji_a https://t.co/EUymkSRBQR
— アールグレイ@仮想通貨ブロガー (@earl_grey_y) October 14, 2022
プロジェクトの展望として、単にNounsを1体落札するだけにとどまらず、できれば3体とか複数体の落札を目標にしているところにプロジェクトの本当の価値があると感じました。
というのも、複数体のNounsを保有すると、Nouns DAOにおける影響力を増すことができるんです。
Nouns DAOのトレジャリーには巨額の資金が入っていて、 Nounsホルダーの投票によって使用目的を決めています。
もし、複数のNounsを持つことができると、それだけ投票数(=影響力)が増し、プロジェクトの提案を通しやすくなるといった内容です。
プロジェクトの提案を本気で実現するためには、1体ではなく複数体を持つことが重要となってくるんですね。
pNounsの情報は現在進行形で更新されています。
現時点の情報を整理したので、これから始まるpNounsのプロジェクトの内容を知るきっかけになればと思います。
Nounsとは?
そもそもNounsってなに?というところから知りたい人は、この項目でざっと把握してください。
もしNounsの思想に少しでも興味を持ったら、詳しい内容を本家Nounsで確認してくださいね。
→Nouns:https://nouns.wtf/
→Nounsについての解説:https://nouns.center/
Nounsの概要
Nounsの概要をざっと書き出しました。
- 24時間ごとに1体のNFT(Noun)がオークションに出品される(永遠に続く)
- 落札価格は約50ETH(めっちゃ高い!)
- イーサリアム上のフルオンチェーンNFT(永遠に存在する)
- 四角のメガネとドット絵が特徴(CC0著作権フリー)
- オークションの売上はNouns DAOのトレジャーリーに入る(仕組み化されている)
- 現在のトレジャリーは29,340ETH(2022.10.18時点)
- Nounsの落札者(ホルダー)はNouns DAOメンバーになる(NFTがメンバーの証)
- トレジャリーはガバナンスを通じてNounsホルダーが管理する(1体=1票)
これらの動きがスマートコントラクト上で行われている点が究極のDAOと言われる由縁です。
Nouns DAOについて
Nouns DAOはNounsホルダーからなるDAOのことで、上でも書いたトレジャリーには巨額の資金が入っていいます。
世界で成功をおさめている数少ないDAOの一つです。
Nounsホルダーは、トレジャリー内の資金の用途を提案(Proposal)でき、提案内容はNounsプロジェクトの長期的な成長と繁栄に貢献することが判断基準になっています。
提案の可否は投票によって決まり(1体=1票)、提案可決に必要な賛成の数はNouns総数の10%に設定されています。
この記事を書いている時点で、Nounsの総数は479体で、提案可決に必要な賛成の数は48票になっています(上の画像はちょっと古いので46票になっていますね)。
実際の提案内容も公開されていますのでのぞいてみてくださいね(英語ですがブラウザで翻訳すれば内容は読み取れますよ)。
→提案リスト:https://nouns.wtf/vote
また、Nouns DAOから資金の提供受けたサブDAO的な組織が、資金を独自に運用する動きも行われています。
このサブDAO的な組織においてもその資金の運用提案・投票といったことを行い、Nouns DAO本体で行われる提案・投票という過程を経ずして、Nouns資金を迅速に運用しています。
いわゆるNouns DAOの子会社みたいなのがサブDAOで、小回りを効かせながら意思決定を早くして運用効率を上げる仕組みです。
本家Nouns DAOとサブDAO的なProp Houseの関係は以下の図のようになっています。
引用元:nouns.center
Nouns DAOのサブDAO的なコミュニティはProp Houseの他にもいくつか存在していて、NounsDAO JAPANがその1つになります。
NounsDAO JAPAN
NounsDAO JAPANはNounsから資金の提供をを受けて活動している日本人コミュニティです。
Nounsを日本で広げる活動をしていて、提案の投票や予算の執行はなどは独自の投票権付きNFT「nouns_dao_japan_pfp」を持つメンバーが行っています。
創始者Nounder
Nouns DAOを作った創始者10名はNounderと呼ばれていて、報酬としてNouns(NFT)の供給量の10%をマルチシグウォレットで受けとっています。
具体的には、Nounを10日ごとに受け取る形(投票権の10%を持つことになりますね)。
pNounsプロジェクトとは
そして、「pNouns」プロジェクトは、Nounをオークションで落札することで、Nouns DAOへの参加を目指すプロジェクト。
パジ(@paji_a)さんが発起人となり、集まったプロジェクトメンバーが動き始めています。
プロジェクトの原案はパジさんのインターン生であるhirocrypto.eth(@hirookokokok)さんが作られたそうですよ。
プロジェクトメンバーにはNouns DAO Japanのうどん1号さん(@udon1GO)や経験豊富なエンジニア、デザイナーの方達が参加しています。
pNounsプロジェクトの目標は国内最大のNounsホルダーになること。
オークションの軍資金には、1回70ETH(諸々考えると100ETH?)という高額な資金が必要と想定されていて、3回のオークションでNounsを落札するには少なくとも210ETH以上が必要になることになります。
プロジェクトは立ち上がったばかりなので、まずは1回目のオークションのための資金を集めるべく動いている感じです。
オークションに参加する資金はこれから発行するジェネラティブNFTで集める予定になっていて、NFTの仕様やデザインが議論されているところ。
で、NFTの設計にはあの中島さん(@snakajima)も参加を表明されているとのことですよ。
(元マイクロソフトの伝説的なエンジニア)
pNounsがNouns DAOメンバーになることの意味
pNounsプロジェクトが資金を調達して、Nounsを落札できるとNouns DAOのメンバーになることができます。
そうすると、Nouns DAOで提案を行うことができ、ついては日本プロジェクトとしてNouns DAOにアピールできることになります。
Nouns DAOからの大きな資金を調達することで、国内で何かワクワクするプロジェクトを実現できるかもです。
pNounsのNFTホルダーになることの意味
pNounsのプロジェクトの成功の鍵となるのが、これから発行を予定しているNFT。
pNounsはジェネラティブNFTを通じて資金を集めることを企画しています。
ジェネラティブNFTはいわゆるpNounsプロジェクトへの参加券。
発行するNFTの仕様やデザインについて、プロジェクト内で急速に議論されているところです。
このpNounsのNFTホルダーになることの最大の魅力は、間接的にNounsホルダーになれること。
pNounsプロジェクトの提案がNouns DAOで通ると、トレジャリーから活動資金を直接受けることになります。
pNounsのNFTホルダーになると、Nouns DAOの資金を使って何かワクワクするプロジェクトに貢献できる日がくるかもです!
最後に
この記事では立ち上がったばかりのpNounsプロジェクトについてまとめました。
これから具体的な内容がドンドン出てくるはずなので、情報が公開されたら随時紹介していきたいと思います。
pNounsに関連するリンクを以下にまとめました。
これからpNounsを知りたい人、情報を追いかけたい人の参考になればと思います。
発起人のパジさんの発信
1/ 今日は「みんなで国内最大の本家Nounsホルダーになるプロジェクト=『pNouns⚡』」を書き殴ります。実施するかは”反響”次第。実行メンバーメンバー9名を募集中、昨夜公開直後、応募多数。また、あの中島聡さんがジェネラティブNFTのスマートコントラクトを作成いただけることに pic.twitter.com/I6eB1COa5v
— ⚔️paji.eth⚔️ (@paji_a) October 14, 2022
pNounsの企画書
11/ 企画概要はこちら。気になる点などあればコメントいただけると幸いです。https://t.co/gqGeF7ycBw
実施されるかどうかは、このツイートを見ているあなた次第です⚡
— ⚔️paji.eth⚔️ (@paji_a) October 14, 2022
第一回公開ミーティグの録音
NFT王子さんの親切な進行で議論を積み上げることができましたよ。
このツイートのリンクに会議を行ったスペースの録音があります。
pNounsプロジェクトメンバーによるTwitter #space 公開会議です。おもしろそうな何かが始まるかもしれません。リマインド通知と拡散お願い致します。https://t.co/cPLDC00O8h
※Discordのお部屋「⚡️┃pNouns」でいただいた意見を優先的に取り上げさせていただきます🙇♂️
— とっきー(NFT王子) Hiroki Tokuda (@nftouji) October 15, 2022
pNounsの場所
pNounsの議論がされているのはdシリーズのDiscord内です。
dシリーズはパジさんAIを活用したジェネラティブNFT。
今後発行される予定のdシリーズ「dNounsNFT」第二弾の売り上げは、pNounsの活動資金に充てられることも予定されています。
pNounsに繋がるdシリーズは、hirocrypto.eth(@hirookokokok)さんのnoteにまとまっているので確認してくださいね。
なお、「dNounsNFT」の第一弾は、パジさんがCC0著作権フリーのNounsを元にして、AIを使って作ったジェネラティブNFTです。
→https://opensea.io/collection/dnounsnft
Nouns:https://nouns.wtf/
Nounsの解説:https://nouns.center/
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