cbBTC:暗号資産市場の新たな潮流と購入ガイド

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はじめに

暗号資産市場は常に進化を続けており、新しい技術や金融商品が次々と登場しています。

その中で、最近注目を集めているのがcbBTCです。

この記事では、cbBTCの概要、その重要性、そして実際の購入方法について詳しく解説します。

cbBTCとは

cbBTCは、米国の大手暗号資産取引所であるコインベースが開発したラップドビットコインです。

2024年9月に正式にローンチされたこのトークンは、ビットコイン(BTC)と1:1でペッグされており、その価値はコインベースが保有する実際のビットコインによって完全に裏付けられています。

cbBTCの特徴として、BaseチェーンおよびEthereumメインネット上で発行されていることが挙げられます。

特に注目すべきは、コインベースユーザー(日本は非対応)がBTCをBaseまたはEthereumアドレスに送金する際、自動的にcbBTCに変換される機能を持っている点です。

この自動変換機能により、ユーザーはシームレスにビットコインをDeFi(分散型金融)エコシステムで活用することが可能になりました。

cbBTCの重要性と利点

cbBTCが注目を集めている理由は、その多様な利点にあります。

まず、分散化の向上が挙げられます。

cbBTCはBaseチェーン上で発行されており、従来のラップドビットコインと比較してより分散化された構造を持っています。

これにより、単一障害点のリスクが軽減され、システム全体の堅牢性が向上しています。

セキュリティと信頼性も、cbBTCの重要な特徴です。

コインベースは暗号資産業界で最も信頼性の高い取引所の一つとして知られており、その評判がcbBTCの信頼性を支えています。

透明性の高い資産管理と、厳格な規制遵守姿勢は、特に機関投資家からの信頼を得る上で大きな利点となっています。

利便性の面では、先述の自動変換機能が大きな役割を果たしています。

コインベースユーザー(日本非対応)は複雑な手順を踏むことなく、ビットコインをDeFiプロトコル上で利用することができます。

これは、暗号資産の利用障壁を大きく下げる効果があります。

さらに、cbBTCは多くの主要DeFiプロトコルで利用が始まる予定です。

この記事を書いている時点で、Coinbase によるとAerodrome、Curve、Aave、Compound、Sky Protocol、deBridge などの DeFi プラットフォームが対応予定とのことです。

WBTCからcbBTCへの移行トレンド

暗号資産市場では、従来のラップドビットコインであるWBTC(Wrapped Bitcoin)からcbBTCへの移行トレンドが見られています。

この背景には、いくつかの要因がありますが、WBTCの管理者変更に伴う不確実性が挙げられます。

最近、WBTCを提供するBitGoがジャスティン・サン氏との提携を発表したことで、一部のユーザーや投資家の間で懸念が広がりました。

ジャスティン・サン氏の評判に関する議論が、WBTCの信頼性に疑問を投げかける結果となったのです。
(ジャスティン・サン氏のこれまでの行動は市場関係者にとって良い印象が持たれていない)

これに対し、cbBTCはコインベースという信頼性の高い企業によって管理されており、より強力な分散化と透明性を提供しています。

コインベースのブランド力と業界内での評判が、多くのユーザーをcbBTCへと引き付ける要因となっています。

cbBTCの購入方法

cbBTCを入手する方法はいくつか存在し、ここでは国内から暗号資産をBaseチェーンにに送って、cbBTCに交換する方法について説明します。

具体的には、国内取引所で購入したトークン(ETHなど)をBaseチェーンに移し、分散型取引所(DEX)を利用してcbBTCを購入します。

国内取引所からトークンを持ってくる一番簡単な方法は、ETHをイーサリアムチェーンでメタマスクに送金し、イーサリアムチェーンからBaseチェーンにブリッジするやり方です。

ETHがBaseチェーン上に転送されたら、Aerodromeなどの分散型取引所に接続し、ETHとcbBTCを交換します。

実際にイーサリアムチェーンからETHをBaseチェーンにブリッジして、Baseチェーン上でETHをcbBTCに交換しました。

その流れは、以下のとおりです。

イーサリアムチェーンのETHをRangoを使ってBaseチェーンにブリッジしました。

最後にメタマスクで承認したら完了です。

しばらくするとBaseチェーンにETHが届きます。

次に、Baseチェーンの最大のDEXであるAerodromeでETHをcbBTCに交換しました。

ちなみに、cbBTCとUDSCのペアの流動性提供がAerodromeで開始されていますよ。

なお、ETHをイーサリアムチェーンからブリッジする際、イーサリアムチェーンのガス代が気になる場合は、別のチェーンからでもBaseにブリッジする経路はいくつもありすので、Rangoを使って検索してみてくださいね。

Rangoを使ってBaseチェーンへのブリッジ経路を探す

まとめ

cbBTCは、コインベースが提供する革新的なラップドビットコイントークンとして、暗号資産市場に新たな可能性をもたらしています。

分散化、セキュリティ、利便性、DeFi統合など、多くの利点を提供するcbBTCは、今後さらに普及が進む可能性があると考えています。

cbBTCは、ビットコインのDeFi参加をより容易にし、機関投資家の参入を促進する可能性を秘めています。

市場動向や規制環境の変化に注意を払いながら、cbBTCがもたらす新たな機会を最大限に活用できるとよいですね。

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