紀州釣りはタナを合わせてなんぼの釣りです




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はじめに

前回の釣行はなかなか厳しい1日でしたが、なんとか釣果が出たのは良かったです。

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この日は晴れていた上に、日が長い季節なので日焼けがすごいことになっています。

紀州釣りは特に素手で団子を握る必要があるので手の甲の日焼けは避けられません。

紀州釣り師の証ですね。

いつだったか、私が団子を投げているときに

団子師さんが少し離れて釣りをしておられました。

ヌカ切りではないことは明らかで、

その紀州釣りのやり方が自分の釣りへ影響したことを実感したので、

紀州釣りの基本を含めて書き留めておこうと思います。

紀州釣りの基本「タナ合わせ」

紀州釣りの場合、団子の材料を準備して、仕掛けを作った後、

刺し餌を付けて本格的に開始する前にやることがあります。

それはタナを把握して、ウキ下を設定すること。

紀州釣りの場合、基本的に底を狙う釣りなので、

タナを把握できなければ釣りが成立しません。

通常、タナの把握は刺し餌を針にかけずに

団子(空団子)を投入することでウキ下を確認していきます。

手順は以下の通り。

  1. 空団子を投入後、団子が着底し、道糸が馴染んだらウキとウキ止めの位置を確認。
  2. ウキ止めがウキと離れていたら、タナよりもウキ下が長いということなので、ウキ下を短くする。
  3. ウキが海面よりも下に沈んだら、タナよりもウキ下が短いということなので、ウキ下を長くする。
  4. ウキ止めの位置を変えながら1, 2, 3を繰り返してタナを把握し、目的のウキ下に設定する。

トントンに合わすか、ハワセ気味にするか。

タナに対するウキ下の設定は人それぞれなので、ここでは触れません。

ちなみに、上の手順は着底までに団子が割れないとう前提で行なっています。

もし、団子を割らずに着底させることに自信がないなら、

団子の代わりにウキの浮力よりも重いゴム付きオモリを針に付けて同じことをすると

確実にタナを測ることができます。これは他の釣りでもよくやる方法ですね。

団子を使うことなくタナを測ることができたら、

逆に団子が着底前に割れているか割れていないかもわかるはずです。

ここまでは、ご存知の方が多いと思います。

紀州釣りの基本から外れるとどうなるか

ここからが本題です。

なぜ、紀州釣りの棚合わせの文章を書いたかというと、

ある日、私の隣にいた釣り師の団子は、

私が見ていた限り着底前に割れていました。

(はじめに書いたように、ヌカ切りではなく、紀州釣りをしているようでした)

横で団子を投げていた私はすでにタナを合わせて釣りをしています。

その釣り師のウキ止めの位置から想像できるウキ下の長さ、

着底後のウキとウキ止めの距離、

上述のタナ合わせの基本を前提にすると、

団子が着底していないと判断するのは容易です。

そして、この着底していない団子が自分の釣果に影響していた可能性があると思い

記録しておこうと思いました。

その日は夕方にかけて周囲にボラが湧いていたのですが、

私の団子へのボラアタックが普段よりも少なかったのが気になっていました。

ふと横を見ると着底前に崩壊する団子がすでに数時間投下され続けていました。

仮説の域を超えませんが、おそらくボラは隣の釣り師が投げた着底前に

崩壊する団子の煙幕に集まっていたと思います。

ウキ止めがウキと常に離れているので、

その釣り師のウキはボラアタックさえ拾えていない状況です。

このイメージが正しいかどうかは検証不可能ですが、

隣の釣り師のウキは最後まで反応がなかったのか、合わせる竿の音は聞こえませんでした。

浮いているボラは怖くない。

横にいた私はキンキンに握った団子を一点集中で投下して場を作成。

振り返ると、ボラが湧いていた割には釣果が良かったように思います。

釣りは魚との勝負ですが、同時に、周りの釣り師からも影響を受けるという認識を深める貴重な釣行となりました。

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