はじめに
PolgyonのJPYCでVプリカギフトを購入する方法をまとめました。
この仕組みを利用すれば、Polygonやイーサリアムにある資金を、取引所を介さずにクレジットカードと同様に利用できるVプリカギフトに移動できます。
特にPolygonのJPYCを利用すれば手数料(ガス代)をほとんどかけずにVプリカギフトが購入可能ですよ。
Vプリカギフトはネットショッピングのクレジットカードとして使えることに加えて、スマホのQRコード支払いのクレジットカードとしても登録可能です。
ということは、日本円で買い物していたものがJPYCでも購入することが可能になるということですね。
JPYCでVプリカギフトを購入できることで、日常生活の中で仮想通貨が一般的になる世界がすぐそこに来ている感じがして、ワクワクします。
実際に、10,000JPYCを10,000円で購入して、10,000JPYCで10,000円分のVプリカギフトを購入してみました。
JPYCでVプリカギフトを購入する方法とVプリカのアカウントを作成する方法をまとめましたので、参考になればと思います。
VプリカとVプリカギフトについて
まず「Vプリカ」は、インターネット上のVisa加盟店でクレジットカードと同じように使えるプリペイドカードです。
クレジットカードのような審査がなく、Vプリカのサイトでアカウントを作成するだけで利用を開始できます。
「Vプリカギフト」は、Vプリカのアカウントがなくても、ネットやコンビニで買ってすぐに使えるVisaプリペイドカードです。
私は、JPYCで買えるギフト券として知るまでは使ったことがありませんでした。
贈り物などに利用されるみたいですね。
VプリカとVプリカギフトは、VISA認証サービス(3Dセキュア)にも対応しているので、楽天PayやPayPayなどのQRコード支払いのクレジットカードとしても登録可能です。
Vプリカギフトを3Dセキュア対応サイトで利用するためにはVプリカのアカウントに登録する必要があります。
スマホのQRコード支払いのカードとして登録する際も3Dセキュアが必要になるので、Vプリカギフトを入手したら、Vプリカのアカウントに登録することをお勧めします。
その方法もこの記事で紹介しますね。
VプリカやVプリカギフトが通常のクレジットカードとの違いは、前払いで購入する必要があること。
購入した金額のみ支払いに利用できます。
購入したVプリカおよびVプリカギフトの利用期限は1年で、期限が過ぎると残高があっても使えなくなることに注意が必要です。
また、3ヶ月未使用だと、月額125円が維持費として残高から引かれていきます(残高0なら維持費は発生しない)。
Vプリカのアカウントを開設する
まずはじめにVプリカのアカウント開設の方法です。
VプリカのアカウントがなくてもVプリカギフトは利用できますが、先に示したよに、Vプリカギフトを3Dセキュア対応サイトで利用するためにはVプリカのアカウントに登録する必要がありますので、サクッとアカウント開設しておきましょう。
準備するものはメールアドレスだけでOK。
Vプリカのメインサイトからアカウント開設サイトにアクセスします。
重要事項を確認して、「次へ」をクリック。
事前登録に必要なメールアドレスと画像認証を行います。
事前登録が終わったら、「登録」をクリックするとアカウント開設用のメールが送信されます。
アカウント開設用のメールが届いたら、URLをクリックします。
本登録の項目に入力します。
入力が終わったら、内容を確認して「登録」ボタンを押せば完了です。
登録が終わったら、ログインの確認をしましょう。
ログインの際は、本登録の際に設定した、IDとパスワード、登録電話番号の下4桁、画像認証の文字を入力して「ログイン」をクリックします。
無事にログインできればVプリカのアカウント作成は完了で、利用開始の準備ができたことになります。
JPYCについて
JPYCは、1JPYC=1円となるステーブルコインです。
法的には仮想通貨ではなく、「株式会社により発行される自家型前払式支払手段」とされています。
自家型前払式支払手段とは、簡単にいうと「商品券やカタログギフト券、磁気型やIC型のプリペイドカード、インターネット上で使えるプリペイドカード」です。
図書カードと同じ扱いになるんですね。
言うなれば、ERC20で動くプリペイドコインです。
Vプリカギフトを購入するJPYCの入手方法
次に、Vプリカギフトを購入するJPYCの入手方法を紹介します。
JPYCを日本円で購入する
日本円でJPYCを購入する場合は、JPYC Appsで直接購入します。
方法は以下の記事中に紹介しいているので参考にしてください。
今回は10,000JPYCを10,000円で購入しました。
Polygonで受け取れば手数料はかかりませんよ。
USDCを担保にしてJPYCを借りる
日本円でJPYCを購入する以外にJPYCを入手する方法もありますので紹介しておきますね。
JPYCはPolygonのSushiで他のトークンと交換したり、USDCを担保にして借りることができます。
例えば、USDCからJPYCへスワップしたりできます。
ただ、この場合はUSDCの利確になるので、金額によっては税金が発生する可能性があります。
一方、USDCを貸して、JPYCを借りる場合、USDCを利確せずにJPYCを入手することが可能です。
ただ、借入限度額があるので、USDCからJPYCへスワップして入手するときよりも少ないJPYCしか入手できません。
Shushiの場合、借入限度額は最大で75%となっています。
加えて、USDCを貸すプラットフォームのリスクが生じるので、Shushiが何らかのトラブルを起こすと、USDCが帰ってこないリスクもかかえ込んでしまうことに注意が必要です。
ちなみに、USDCはAAVEでWBTCなどを担保に借りることができるので、WBTCがあれば、USDCを借りて、そのUSDCを貸してJPYCを借りれば、利確することなしにJPYCを入手することが可能です。
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他のトークンを担保にしてUSDCを借りる場合、担保率の変動には注意が必要です。
担保率いっぱいにUSDCを借りていた場合、WBTCの価格が下落すると、担保率が清算ラインを割って、資金が清算されてしまうリスク注意しましょう。
VプリカギフトをJPYCで購入する
次にいよいよJPYCでVプリカギフトを購入します。
手順は、まず「JPYC Apps」で購入の申請を行います。
JPYC Appsのサイトに行ったら、左側メニューの「ギフト券」をクリック。
Step1で「Vプリカギフト」を選択。
Step2で順番に回答していきます。
プライバシーポリシーとリスクにを読んで「同意します」をクリック。
購入希望の金額を選択します。
ここで交換手数料は無料と表示されているので、10,000円購入するために必要なのは10,000JPYCとなります。
続いて希望の枚数を入力。
購入する名前を漢字とカタカナで入力します。
Vプリカギフトのコードの受け取り用メールアドレスを入力します。
続いて電話番号を入力。
送金ネットワークには「Polygon(Matic)メインネット」を選択します。
送金元の自分のウォレットアドレスをMetaMaskからコピペします。
規約を読んで同意します。
送金先のアドレスが表示されますが、後でも確認できるので「はい」をクリックするだけでOKです。
最後に内容を確認して「送信」をクリック。
これで申請が完了です。
Step3としてVプリカギフト購入のための専用アドレスが表示されているので、MetaMaskから送金します。
MetaMaskでPolygonからJPYCを送金するには、ネットワークを「Mtatic Mainnet」にして、アセットのJPYCから「送金」をクリックします。
送金先アドレスにStep3で示されている専用アドレスをコピペして「次へ」をクリックします。
内容を確認したら「確認」をクリック。
着金が確認されてからVプリカの到着までは5営業日かかるとされていますが、実際に届いたのは3日後でした。
メールでコードが送付されてきたら、指定のURLにアクセスします。
表示されるページで確認事項をチェックして「次へ」をクリック。
次に、メールで送られてきた承認番号とカード番号(下4桁)、画像認証の文字を入力して「確認」をクリック。
Vプリカギフトの情報が表示されるので、スクリーンキャプチャするかメモを取っておきます。
これで10,000JPYCで10,000円分のVプリカギフトを入手することができました。
厳密にはPolygonでJPYCを送金する際のガス代がかかっていますが、微々たるものです。
VプリカギフトをVプリカのアカウントに登録する
VプリカギフトはそのままではVプリカのアカウントに登録されないので、Vプリカのアカウントに登録しておきます。
VプリカギフトをVプリカのアカウントに登録すると3Dセキュアが必要なサイトやスマホのQRコード支払いのクレジットカードとしても登録可能になるで、ぜひ登録しておいてくださいね。
先ほどのVプリカギフトの情報画面で「既にVプリカのアカウントをお持ちの方はこちら」をクリック。
あらかじめ作成しておいたVプリカのMyページにログインします。
「Vプリカギフト登録」をクリック。
メモしておいたVプリカギフトの情報を入力して「次へ」をクリック。
内容を確認して登録をクリック。
無事に登録されるとカード情報に追加されます。
ちなみに、登録されているVプリカやVプリカギフトを合算することができますので、その手順を紹介します。
「残高合算」をクリック。
合算したいカードにチェックをれて、カードデザインをチェックし、「確認」をクリック。
残高合算の内容を確認したら「残高合算」をクリック。
これで残高が合算されました。
一応、残高合算後のカード情報を確認しておきましょう。
最後に
今回は、10,000JPYCを10,000円で購入して、10,000JPYCで10,000円分のVプリカギフトを購入した例を紹介しました。
PolgyonのJPYCなら手数料なしでVプリカギフトを購入することができます。
JPYCの調達は日本円で簡単にできますし、仮想通貨(暗闘資産)をスワップしたり、仮想通貨を担保に入れて借りたりもできますよ。
VプリカギフトはネットショッピングやスマホのQRコード支払いのクレジットカードと同様に利用できるので、日々の支払いに利用できますね。
Vプリカギフトの楽天PayとPayPayへの登録方法はこちらの記事で紹介しています。
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ますますJPYCの用途が広がっていくことを期待したいです。