いくら自分が正しいと思えた場合であっても、
それを理由に相手を非難しないようにしましょう。
人は、対人関係の中で「わたしは正しいのだ」と確信した瞬間、
権力争いに足を踏み入れている。
私は正しい。すなわち相手は間違っている。
そう思った時点で、議論の焦点は「主張の正しさ」から
「対人関係のあり方」に移ってしまいます。
つまり、「私は正しい」という確信が、
「この人は間違っている」の思い込みにつながり、
最終的に「だからわたしは勝たねばならない」と勝ち負けを争ってしまう。
これは完全なる権力争いです。
人間関係の軸に「競争」があると、
人は対人関係の悩みから逃れられず、
不幸から逃れることができません。
あなたが正しいと思うなら、
他の人がどんな意見であれ、
そこで完結すべき話です。
権力争いから降りることは、「負け」ではありません。
いくら自分が正しいと思えた場合であっても、
それを理由に相手を非難しないようにしましょう。
「嫌われる勇気」より
自分の釣り方が正しいと考えていても、
それを理由に相手の考える釣りを非難しない。
釣友とは、共に尊敬し合う関係でありたいものです。