DePINの概要とトークン「RENDER」の購入方法を解説

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はじめに

この記事ではデジタルセキュリティの分野で注目されている「DePIN」についてまとめました。

DePINの概要、銘柄、実際の購入方法をまとめたので、DePINに興味があるけど、まだ動けていない人の参考になればと思います。

DePINはこれから本格的にブロックチェーンが世に知られると、今よりも注目度は高くなるはず。

個人的に投資した内容の記録を兼ねてDePINの記事を書いてみました。

DePINとは

DePINは、Decentralized Physical Infrastructure Networkの略号で、物理的資源が必要なネットワークをトークンやWeb3の仕組み(ブロックチェーン技術)を使ってブートストするプロジェクトの総称です。

例えば、具体的な例としてUBERやAirbnbが挙げられています。

これらのサービスは、それぞれドライバーやホストといった物理ネットワークによって成り立っています。

DePINは、このような経済圏をトークンインセンティブを用いて再構築し、従来は単一企業によって提供されていたサービスを、物理的資源を不特定多数から集めてネットワーク経済に変えることを目指しています。

企業が独占していたサービスをブロックチェーンによって再構築、分散的に管理する試みですね。

DePINの可能性

DePINは、上で示したようにトークンインセンティブを用いて物理的資源が必要なネットワークを再構築し、より分散化された経済モデルを提供することで、以下のような可能性を秘めています。

  1. 経済的インセンティブの再配分:トークンを通じて、物理的資源を提供する個人や組織に直接的な報酬を提供することが可能になります。
  2. 分散型経済の促進:中央集権的な企業に依存することなく、個々の参加者が直接経済活動に参加できるようになります。
  3. 透明性と信頼性の向上:ブロックチェーンとトークンシステムを活用することで、取引の透明性が保証され、信頼性が高まります。

DePIN銘柄

RENDER NETWORK

RENDER NETWORKは、GPU保有者が手持ちの「GPU」を貸し出すための分散型マーケットプレースを提供しています。

GPUの計算能力を提供したハードウェア保有者がインセンティブを得る仕組みです。

GPUは高度な計算処理能力を持っており、複雑なデータ処理や暗号通貨のマイニングなど、大量の計算処理を必要とする作業にGPUが重要な役割を果たしています。

特に、GPUはAI(人工知能)の分野で広く利用されていることからその需要が急速に上昇している状況です。

2017年に開始されたRENDER NETWORKは、基本的な処理からAIに至るまで幅広い計算タスクのプラットフォームを提供するために構築されています。

RENDER NETWORKのトークン「RNDR」(ERC-20)はイーサリアムで発行されていましたが、2023年11月3日にSolanaのトークン「RENDER」(SPL)へ移行しています。

現在、イーサリアムの「RNDR」は専用サイトでSolanaへ移行を行うことができます。

Solanaへの移行後のコントラクトアドレス:rndrizKT3MK1iimdxRdWabcF7Zg7AR5T4nud4EkHBof

「RENDER」は、Solanaのマーケットプレースで購入が可能です。

ここでは、Raydiumを使った「RENDER」の入手の流れを紹介します。

事前にSolanaのウォレットを準備しておいてくださいね。

Solana対応のウォレットを準備できたら、そのウォレットアドレスにSOLを送金します。

なお、SOLは国内取引所だとGMOコインで入手が可能です。

SOLがウォレットに入ったら、Raydiumにアクセスして、「Launch app」をクリックします。

チェックボックスをクリックして、「Agree and Continue」をクリック(初めてRaydiumを利用する場合のみ)。

続いて、右上の「Connect Wallet」をクリックしてウォレットを接続します。
ここではPhantomを接続します。

接続が終わったら、FromにSOL、ToにRENDERを選んで「Swap」をクリックします。

なお、Toで「RENDER」を表示するには、検索画面でコントラクトアドレス(rndrizKT3MK1iimdxRdWabcF7Zg7AR5T4nud4EkHBof)をコピペするとRENDERが表示されます。

Phantomが立ち上がるので「確認」をクリックします。

完了するとウォレットに「RENDER」が反映されます。

以下では、RENDER NETWORK以外で有望なDePIN銘柄を簡単に紹介します。

Filecoin

Filecoinは、有休資産となっている一般PCなどのストレージリソースを集約させて提供する分散型ファイルストレージの構築。

トークン「FIL」は国内取引所のGMOコインで取引可能です。

GMOコインでの購入方法は以下のような流れで簡単に行えますよ。

  1. 日本円を入金
  2. 販売所で「FIL」を選択
  3. 金額指定 or 数量指定を選択
  4. 取引数量を入力
  5. 「購入」をクリック

Hivemapper

Google Mapの寡占市場を分散型ネットワークに再構築することを目指しています。

ドライブレコーダーを通じてデータが収集され、収集者にインセンティブが与えられる仕組みになっています。

Hivemapperのトークン「HIVEMAPPER」はSolana上で発行されています。

Helium

IoT向けのネットワーク構築を目指していて、従来の携帯電話ネットワーク経由よりも90~99%安い手数料でコミュニケーションできる低帯域の新しいネットワークを作りに取り組んでします。

Heliumのトークン「MOBILE」もSolna上で発行されています。

最後に

この記事では、DePINについて概要、銘柄、実際の購入方法をまとめました。

DePINに興味がある人にとって少しでも役に立てば幸いです。

DePINの発展が住みやすい社会を作ってくれると期待しています。

NFA

DYOR

くれぐれも投資は自己責任で。

DePINについてはHashHub Reaserchでも詳しく紹介されています。

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